夏季臨時休診

夏季臨時休診のお知らせ 8月14日(金)~8月19日(水)臨時休診します。

2020年5月14日木曜日

電柱の引っ越し



近くで、一斉に電柱の更新工事が行われています。

昨年、既存の電柱に並んで仮の電柱が設置されました。やたらと道路沿いに棒が立っている感じ。

さて、世間ではいろいろある今の時期ですが、いよいよ電線を仮電柱に移動する作業が始まりました。

まぁ、考えてみれば、当然なんですが、電線の一つ一つを分岐して仮の電柱に移しています。なんだか、やたらとごちゃごちゃしてすごいことになっています。

ケーブルの地下埋設というのは、景観上は強く望まれることですが、お金がかかることで、新しい計画都市以外では難しいんでしょうね。

空を見上げた時、生活上大事なものですからうんざりとまでは言いませんが、やはり目障りであることは間違いない。

横浜市もIR誘致とかに金を使う暇があったら、こっちを考えてもらえませんかね。

2020年5月13日水曜日

自宅居酒屋 #14 煮物


大根、人参、蓮根、牛蒡・・・

厚揚げ、蒟蒻、椎茸・・・

鶏肉、薩摩揚げ、昆布・・・

あらためて数えてみたら、10種類の素材を入れてました。

おっと、彩どりをよくするため、いんげんもあるので11種類。

基本的な味付けは、あごだしと醤油とみりん。隠し味として唐辛子を少々。

煮物を作ると、煮るのに時間がかかると思うでしょうが、素材を着るのに30分。あとは15分くらいで調理は終了。

沸騰して、あくを取り除いたら、火を止め蓋をして放置しておくだけ。2時間くらいすると、冷えていくときに素材の中にしっかりと味が浸みこみます。荷崩れもせずに出来上がり。

後は、食べる前にもう一度温めるだけ。

簡単。旨い。何か、健康的。

2020年5月12日火曜日

緊急事態宣言下の診療について 7


神奈川県内は、5月末まで緊急事態宣言が継続される見込みとなっています。

クリニックも、引き続き診療時間の変更はありませんが、緊急事態時に合わせた体制で行っています。

来院する方には、できるだけ院内でのマスクの着用をお願いしています。見苦しいとは思いますが、受付も飛沫予防のビニール・スクリーンを設置させていただいています。

手指の消毒は、トイレ内にハンドソープ、消毒用アルコールを設置しています。

待合室は椅子をできるだけ離して、少しでもお座りになる方の間隔があくようにしています。椅子や、使用したリハビリ機器などは適宜、次亜塩素酸ナトリウム希釈液による清拭を行っています。

クリニック全体の持続的な換気のため、窓と入口ドアは開放にしています。時には寒かったり、あるいは暑かったりするかもしれませんが、ご了承下さい。

また、診察室でも、処置をする場合や衣服を脱いでいただくような場合を除いて、ご了解いただいたうえで、ドアを開けたままで診療をさせていただいています。

スタッフは、可能な限り減らした体制になっていますので、場合によってはお待たせすることがありますのでご注意ください。

特に、採血や点滴がある方は、朝早く、あるいは夕方遅くだと対応が遅くなりますので、できるだけ午前10時以降、午後5時までの来院をお願いいたします。

クリニックで、開院以来のんびりとしていたプーさん(親子?)もマスク姿です。リハビリ室を利用される方の目に付くかもしれません。

2020年5月11日月曜日

WindowsでiPhoneカメラを使いたい


お家で仕事というスタイルは、今までも亡かったわけではりませんが、大多数の人にとっては新しく、そしてこの2カ月くらいで定着してきました。

わざわざ、満員電車に乗らなくてもいいというだけでも、ずいぶんと助かるんでしょうけど、このままずっとリモートワークだけになるかどうかはまだわからない。

テレワークの急激な増加は、パソコン本体は言うに及ばず、周辺機器の特需効果をだしているようです。ある程度の機能を持つものは、実売店舗でも通信販売でも売り切れ状態で、すぐには手に入らないみたい。

今どきのノートタイプは、カメラとマイクが内蔵されていますから、だいたいなんとかなると思いますが、家にあるデスクトップは、カメラとマイクが別に必要であることが多い。

そこで、誰でも手持ちにあるスマートフォンを利用できないかと考えますよね。スマートフォンでも、テレビ会議はできないわけではありませんが、ちょっと画面が小さすぎます。

自分もそういう必要に迫られたので探して見たら・・・ありました。

カメラ・マイクが無いWindowsパソコンに、iPhoneをつないでリアルタイムの動画と音声を送ることができます。

使うのはiVcamというソフト。無料版はロゴマークが入りますが、よほどのことをしたい場合でなければ、簡単かつ実用的に使えます。

iPhoneもWindowsデスクトップにも、それぞれの環境でソフトをいつも通りにインストールします。あとは両方で起動するだけ。カメラ・マイクが無いと認識されていたパソコンでしたが、ZoomでもTeamsでもハードウェアありになりました。

注意としては、基本的には自動で、起動時に同じネットワーク内にある機器間に接続されるはずなんですが、相手を見つけられない場合があります。

この場合は自分でWindowsでパソコンのIPアドレスを確認して、iPhone側に入力すればOKです。

IPアドレスは、ネットワーク上のパソコン固有の住所みたいなものですが、調べ方は簡単。Windowsシステム・ツールの中から、コマンド・プロンプトを起動して、ipconfigと入力してエンターを押すだけ(詳しくはこちらを参照)。

ノートだとカメラの位置がけっこう難しいことが多いので、意外とこっちの方が便利かもしれません。

2020年5月10日日曜日

新型コロナウイルス対策の難しさ


パンデミックという言葉が、広く知られるようになったのは2009年の新型インフルエンザからです。

パンデミック、つまり感染症の世界的蔓延は、歴史的には20世紀初頭の「スペイン風邪(インフルエンザ)」が有名で、今回の新型コロナウイルス(COVID-19)の流行においても、参考とすべき事項がたくさんあります。

新型インフルエンザについては、パンデミックだったにもかかわらず、日本国内ではあまり大事にならず(死亡者があまりいなかった)に終息しました。また、コロナウイルスによるSARS(2003年)についても、国内では影響はほぼありませんでした。このことは、今回のCOVID-19の対策を考える上で大きな影響があったと考えることは無理がありません。

医学は知識と経験のバランスの上に成り立っているので、似たような経験事例を参考にすることは自然の成り行きです。新型インフルエンザの場合は、WHOが警戒レベルを上げて注意喚起したことに呼応して水際対策を強化しましたが、アメリカからの入国者の感染が初めて確認されました。

その後局地的に中高生を中心に感染が広がりましたが、通常のインフルエンザと同じようにただちに学校閉鎖が実施され、比較的社会的な影響が少ない中で沈静化したと言えます。今回のCOVID-19と決定的に違うのは、感染者はほぼ発症者であったことと、抗インフルエンザウイルス薬が存在していたことでしょう。

COVID-19に対する対策のこれまでの流れも、大筋、この経験に基づいていると思います(専門家と呼ばれる先生方もだいたい同じ)。学校閉鎖は3月の早い段階で行われましたが、感染者が若年層を中心としていたわけではないために、一般の理解は得られにくかったということは言えます。

また、COVID-19では、早くから感染しても無症状で、感染していることを自覚できない人々がいることが指摘されていました。これは、気がつかないうちに他人に感染させる可能性が高い事を意味していて、クラスター(集団感染)が発生してから潰して回るのでは、後手後手に回るしかないのは必然です。

また、治療薬が無いという点大きい。有効性がありそうという既存の薬は、いくつも登場していますが確実性では劣る。最終的にはワクチンが開発されるまで、決定的な武器が無い状態が続きます。

となると、人と人との接触を減らして、感染者が他人に感染させる割合(基本再生産数、あるいは実効再生産数)を1以下に抑えるしかありません。そういう意味では、WHOのパンデミック宣言も、国内の緊急事態宣言も遅すぎたと言わざるをえない。ただ、早すぎても行動自粛の理解は得にくいでしょうから、このタイミングの決定はとても難しい。

基本再生産数は、高いのは麻疹(はしか)で、15程度と言われています。つまり、一人の感染者がいると、15人くらいに感染が広がるということ。風疹は5程度。SARSやスペイン風邪は数人程度と考えられています。

COVID-19の基本再生産数は、1.4~6.6となっています。例えばこの数字の中間の4とすると、最初のたった一人の感染者が1週間程度に4人に感染し、次の1週間で16人。さらに、64、256、1024、4096、16384、65536、262144となり2か月後には26万人を超える数になります。

この数字が2以上で発症者の20%が重症化すると仮定すると、日本の場合は重症者を収容できる病院のベッド数を超えてしまうと言われています。つまり、医療の現場では命の選択を迫られ、医療崩壊の第一歩になってしまうということ。

理論的には基本再生産数をほぼ1にできれば、社会活動は容認できるわけで、1以下ならば終息に向かうということ。緊急事態宣言の出口戦略という言葉がよく登場するようになってきましたが、正確に割り出すことができない基本再生産数を、いかにその他の数字から導き出せるかにかかっているということです。




2020年5月9日土曜日

自粛解除された?


連休が明けて、新型コロナウイルスの外出自粛が解除についての話題が急に増えています。

実際、昨日のクリニックの帰りは、依然と同じくらいの車の交通量で驚きました。日中は、クリニックから見ていても、あまり人出が増えた印象ではありませんでしたし、来院した患者さんも地下鉄はガラガラだったと言っていたんですけどね。

そもそも、日本のPCR検査は少なすぎて、メディアは感染の実態がわからないと一貫して言い続けている。その信用されていない数字が、減少していることを根拠に自粛解除の話をすること自体、どうなんだという感じがします。

それも、人々の自粛疲れが高まっているということ。先が見えないまま、不要不急の外出を止められ、店によっては休業を余儀なくされ、かといって政府からは対策が示されたのは最近の事。

ところが緊急事態宣言は再び延長されましたが、やはり具体的な目標は示されなかったことで、混乱の様相が深まったと言えます。

大阪は独自の出口戦略を発表しました。1日当たりで感染経路が不明の新規感染者数が10人未満、新規のPCR検査数あたりの感染割合を示す陽性率が7%未満、重症者病床の使用率が60%未満の3つとし、1週間連続で下回れば自粛解除とするというもの。

運用が始まった5月8日の時点では、すべてクリアしている数字なので、目標としての設定はやや甘い感じが否めませんが、一つの方向性として国民の理解を得るものとして具体的でわかりやすいことは十分に評価できるところ。

東京都は、これらの数字を確定的に把握することは困難という理由でまだ検討中のようですが、慎重というよりは、現実的だと思います。連休がおわった後の大まかな状況が把握できるのは来週後半以降ですから、そこまでは目立った動きはしないほうが無難。

それに対して、政府は相変わらず。首相は精神論みたいな話しかしないし、大阪府知事に「自治体が休業要請などを出すところなのに、国に出口戦略を出せというのは勘違いしている」とか発言しちゃう大臣がいる。

特措法には、はっきりと緊急事態宣言は国が主体的にだすものと明記されています。だから、首相が発出するわけで、出したからには引っ込めるのも国の責任なのは当たり前。

大筋を政府が決めて、具体的に各自治体が主体的に動くという原則の理解が足りないのはどっちかは明白な感じです。かえって府知事の人気を高めただけみたいなところ。

感染症の歴史が教えてくれるように、感染の蔓延は第2波、第3波・・・と続き、本当に終息して安心できるのには1年程度は必要。現在の大きな波が落ち着くのでさえ、最低でも数カ月必要です。

やはり、繰り返し言われているように、自粛と補償のセットにして、それぞれの立場に見合った形で具体的な目標を提示することが求められます。それが本当に難しいことは理解していますが、そのために政治家がいるということもはっきりしています。


2020年5月8日金曜日

自粛解除は・・・


自粛疲れ・・・

ありますよね。精神的に、前向きを心がけても、下を見ることが多くなる。

そういう時は無理しない方が良い。無理して気を張っていると、どこかでぷっつんしてしまうかもしれません。

そのかわり、気分転換。

そこんとこは、そのまま横に置いておいて、別の事を考えるのがいいかも。

例えば、散歩。外出はダメと言っても、人混みを避けて、家の周りとかを歩いてみるのは悪くないですよね。

季節の移り変わりを探して、ふだん何気なく通り過ぎている道沿いに、ちょっとしたものを発見するだけで単純に面白い。

いつの間にか、つつじは終わっています。アジサイは花が膨らんできました。梅雨が近づいているんだな、と気づかせてくれます。

あちこちで、自粛解除の動きが出ています。いきなりはじけず、少しくらい臆病なくらいで、ゆっくりが望まれます。


2020年5月7日木曜日

自宅居酒屋 #13 金目鯛の煮つけ


いわゆるゴールデン・ウィークが終了しました。
本日、5月7日よりクリニックは通常診療を再開します。

連休中は、当然お家ごはんが続いたわけですが、久しぶりに金目鯛を煮ました。

魚の煮つけというと、だいたい味付けは決まっていて、醤油と砂糖、お酒、そして生臭さを誤魔化すために生姜を入れるというのが相場。

スーパーで切り身も売っていますが、金目鯛に関しては、絶対に丸ごと一尾買うのが鉄則。

金目鯛は比較的高級食材ですが、だいたい30cmくらいのものは、しばしばスーパーで見かけます。値段はほとんど980円。

そして、もう一つ、内臓を出してもらっは行けません。面倒でも、家に帰ってから鱗を包丁の背でそぎ落とし、お腹を開いて内臓をできるだけ丸ごと大事に取り出します。

何故か? 内臓を一緒に煮ることで、めちゃくちゃに旨い味が出るからです。

そして、味付けは醤油と砂糖だけ。多少臭いようなら生姜し入れてもいいけど、入れすぎると生姜の味ばかりになってしまいます。

アルミ箔をかぶせるようにして、濃い目の味付けで、煮るのは20分程度。長く煮ると崩れてしまいます。

実は、毎回、この煮汁は捨てずに冷めたら冷凍しています。ちょい足ししながらで、もう数年前から何回も使い続けているんですよね。

2020年5月6日水曜日

新型コロナウイルスの状況把握サイト


真夜中に緊急速報がけたたましく鳴り響くというのは、健康的じゃありません。しかたがないのですが、昨夜の場合はびっくりして起きてから、地震発生までほとんど間が無かったように思います。

震源地は千葉市の真下付近のようなので、東京直下型の前兆でなければいいんですが、パンデミックで体力がそぎ落とされた首都圏では、大地震が加わったら息の根を止められかねません。

さて、新型コロナウイルスについては、日本では「STAY HOME週間」として、大型連休中も外出をできるだけ控えて、人と人との接触を減らすように呼びかけられました。今日は連休最終日で、この間、各地の行楽地もいまだかつて見たことが無いほど人がいませんでした。

明日から、クリニックも診療を再開するのですが、部分的な人の動きが再開されて来週の後半以降の状況が、本当の緊急事態宣言の効果の判断要素となるんだと思います。

最近は、あちこちから発表される公的な数字をうまくまとめ上げて見せてくれるサイトがだいぶ見つかります。これらは、新型コロナウイルスの感染拡大を知る上で参考になります。

検査をどんなに増やしても、検査そのものの正確さは100%ではありませんし、そもそも無症状で感染した自覚のない人が多数存在する以上、その結果をどのように解釈するかは個人の考え方しだい。

新型コロナウイルス対策ダッシュボード
このサイトの、特に特徴的で重要なポイントは、病床数との関係を視覚化していること。どんなに患者が増えても、対応できる医療機関があるうちは医療崩壊にはなりません。対応も早く、最新の数字が確認できます。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染状況
こちらも対応が早く、国内の全体の状況を把握しやすい。

100万人あたりの死者数推移
以前に紹介しましたが、100万人当たりの死亡者数に特化したグラフを掲載。世界レベルで掲載しています。

Coronavirus disease Situation Dashboard
国際保健機関(WHO)のサイト。世界の状況が一番わかる(はず)。

他にもたくさんありますけど、だいたい似たような感じですので、自分が見やすいと思うところを中心に自分の行動を考えるのがよさそうです。

2020年5月5日火曜日

緊急事態宣言下の診療について 6


クリニックの診療は、連休中は休診です。5月7日、木曜日から通常の診療時間で再開します。

昨夜、安倍首相による緊急事態宣言の5月末までの延長が発表されました。

その記者会見では、相変わらず、質問と違う回答を連発していました。意図的にはぐらしているのか(されが日本の政治家ということなんでしょうけど)、それとも本当に質問を理解していないのか・・・

それはともかく、さすがにこの1か月間、政府の8割削減の要望にはお答えできませんでしたが、国民は老若男女、皆努力して耐えた成果は少しは出ているようです。

少数の無理解・非協力があることは残念ですし、そればかりがニュースになる傾向があるのは否めません。しかし、大多数は、それなりに工夫して何とか乗り切ろうと努力したことは間違いない。

ただし、あと1か月は仕方がないと誰しも感じていた、というより元々1か月で何とかなるはずがないと思っていたと思います。

問題はその後。ほとんどの大中小の民間企業、個人事業の経営悪化はすでに始まっていて、その中のかなりが倒産・廃業せざるをえない状況になります。失業者の急増は必至。

クリニックはどうなるんでしょう。

オンライン診療は、現実的に導入していく必要が増してきているのは間違いないのですが、人を見ることを基本とする医療では、直接対面無しでできることは限られます。

ケガをした人は処置が必要ですし、整形外科ではレントゲン写真無しで状態を把握することは難しい場合が多い。リハビリも来院しないとできません。

一方、落ち着いている関節リウマチや痛風の場合は、数回に一度は血液検査が必要ですが、ある程度オンラインもありかもしれません。ただ、これらは患者と医者は長い付き合いになるので、関係を作っていく方法も考え直さないといけないのかもしれません。

オンラインが進み過ぎると、医師はただ処方箋を発行するだけの存在になりかねませんし、そもそも不要になるかもしれませんね。高齢化で膨らむ医療費を抑制する効果はありますけどね。

2020年5月4日月曜日

新型コロナウイルスの注目ニュース


国内の新型コロナウイルスの実際の感染者数を考える上で、興味深い数字が発表されました。改めて、国内の感染状況を考えてみたいと思います。

慶應義塾大学病院では、4月6日から末までに新型コロナウイルス感染者を除く一般の入院患者に対して、新型コロナウイルスのPCR検査を行いました。結果は258名中、7名にPCR検査陽性を確認しています。つまり、感染症を心配していなかった方のうち2.7%に無症候性感染があるという結果です。

また、神戸市立医療センター中央市民病院では、4月1日~4月7日までの間に外来を受診した患者千人ののうち、3.3%が新型コロナウイルスに対するIgG抗体を持っていたと発表しました。

ちょっと前に感染者数についての考えてみましたが、これはオーバーシュート(爆発的感染)が生じた、中国、アメリカのデータをもとにした話でした。まだオーバーシュートとは言えない日本の現状で、あらためて感染者数を考える上で参考になる数字です。

慶応の調査はウイルスそのもの、神戸市のものは感染後に体内に作られる抗体を検出するもので違いはありますが、どちらも3%程度の結果だったことは整合性があるかもしれません。

これは、無作為に抽出した集団を対象とした調査では無いですし、母集団の数が十分とは言いにくいので、そのまま一般人口に当てはめることは慎重さが求められますが、国内ではすでに360万人が感染している可能性を示唆しています(日本の総人口を1億2千万人として)。

現在、感染がPCR検査で確定している陽性者は約1万5千人、亡くなった方は約500人。ところが、実際はその240倍の感染者がいるとするなら、感染した場合の死亡率は人口100万人当たり約140人、0.014%です。つまり、日本の総人口のうち、最終的には1万7千人がこの感染症で死亡するかもしれないということ。

4月15日、厚生労働省の新型コロナクラスター対策班の西浦博氏が発表した「人と人との接触を8割減らさないと、日本で約42万人が新型コロナで死亡する」というシミュレーションに比べれば、随分と少なくはなりますが、こちらの方が現実味があるかもしれません。

もっとも、感染者の多い地域、少ない地域、医療の余裕の地域差、そして今後の治療体制の確立などにより、大きく変動する数字ですし、何よりもステイ・ホームの実践により通常はこれよりも少ない数字になる方が可能性は高いと思います。

さらに4月末に別の注目のニュースがありました。

横浜市立大学が、新型コロナウイルス抗原(ウイルスそのもの)を特異的に検出できるモノクローナル抗体の開発に成功したというもの。インフルエンザ簡易検査キットのように、PCR法よりも簡便に迅速(おそらく30分以内)に結果が出るだろうと予想します。

実用化にはまだまだ時間が必要ですが、検査の間口が広がることにつながります。ただし、PCR検査よりも偽陰性率(感染していても陰性)は上がる可能性があります。また、現行の指定感染症の枠組みでは、検体採取には、手間がかかるのは同じです。

また、臨床検査薬を製造・販売する「富士レビオ」が、抗原迅速診断キットを開発したと発表しています。厚生労働省が薬事承認すれば、すぐにでも週20万件分のキットを量産できるとしています。

このあたりの検査方法も、治療薬・ワクチンの開発競争と同じで、通常では考えられない速さで研究が進んでいるようです。

よく言われている、日本ではPCR検査数が少ないことは確かです。しかし、心配な人全員を検査することは、そこにマンパワーを取られたり、検査資材・防護資材を消費することになりプラスにはなりません。

また、元から存在する偽陽性・偽陰性の問題に加えて、様々な検査のミスも出ており、絶対的な物ではありません。陰性だからと安心できるわけではありません。

実際の救急の場でも症状と画像検査でほぼ診断はできているだろうと想像しますので、検査は結果が出た後にの患者さんへの接し方や、退院の目安とし利用するための要素と考えられます。

メディアでは、いまだに検査がちゃんと行われないことが問題で、全例実施しないことを批判する論調が続いていますが、無症候性感染者や風邪症状で終わる軽症者が大多数であることを考えると、診断上はある程度対象を絞った方が効率的なはずです。

ただし、医師が検査をした方が良い(つまり新型コロナウイルス感染の可能性がある)と判断した方については、スムースに検査を行なってもらいたい。また、妊婦の方や、リスクのある持病がある方も、心配な症状があれば速やかに検査はすべきと考えます。

それらの中で、重症化する方、特に亡くなる方をいかに増やさずに終息を迎えられるかが重要だと思います。

2020年5月3日日曜日

憲法記念日

本日は憲法記念日で祝日。

5月6日までは、大型連休のためクリニックは休診です。

いつもなら、この期間は「やったぁ~、休みだぁ~」となるところですが、当然、今年はそんな浮ついた気持には到底なれない。

憲法記念日は施行された日(1947年)で、公布されたのは前年の11月3日。

ということで、毎年のように憲法改正についての話がでてきますが、確かに時代が変わって不都合な所がいろいろ出てきていることは否定しませんが、一部の政治家だけで盛り上がって変えてしまえるようなものではありません。

国民全体が変えた方がいいという気持ちになって、国民から変えましょうという雰囲気があって初めて政治家が動く形が望ましい。

是が非でも改憲したい政治家は、憲法記念日には、当然ここぞとばかりにこの話を持ち出してくるんですが、今年はさすがにそれはちょっと待てという感じ。

今の憲法では緊急事態に対応できないという論調を出してきますが、もしも現在進行形の危機に対する政府の対応の鈍さを憲法にせいにするなら、それは責任転嫁と言われてもしょうがない。

現行憲法の下で、今の危機がどのような影響を受けたのかを議論するのは・・・

今じゃないでしょ!!

今は総論ではなく、各論をスピーディに議論してして、実効性のある感染症対策・経済対策を行っていくときです。

2020年5月2日土曜日

特別定額給付金


4月末に補正予算案が国会で可決されました。今の政府の新型コロナウイルス対策としては、最初のごたごたや大事な中身についは別として、比較的速く決定・実行されるものと評価したいとは思います。

とりあえず、一般人に至急関係するのが特別定額給付金。

国民一人一人に10万円が配られる。一人住まいの人は10万円。五人家族なら50万円。赤ちゃんでも、施設に入っているようなお年寄りでも同じ。ウイルスの影響を受ける人も受けない人も、あるいは今お金が足りなくなった人もまだまだ余裕がある人も同額です。

条件があってもいいという意見もありますが、不自由な生活を強いられている「すべての国民」を対象にする建前では、当然と言えば当然のこと。その分、もらえる額は少なく特別低額給付という感じ。

最初の案では、収入が激減した人に30万円という案でしたが、これだと受け取れる人はかなり少ない。月給でもらっている人は、基本的に仕事先の経営危機があっても潰れない限りは定額の収入がある。

自分たちのようなクリニックでは、そのほとんどを占める保険診療による収入は2か月後に支払われます。つまり4月にどんなにヒマでも、収入が無くなるのは6月以後です。

それぞれの人にそれぞれの事情がありますから、完全な公平性は無理というもの。それぞれの考えで使い方は自由。

ただ、基本的に元々が経済対策の一つとして掲げられた政策であることを考えれば、経済活動の停滞を少しでも回すこと、つまり生活に余裕があるならさっさと使ってしまうといのもありです。

休業せざるをえなくなった方、あるいは収入がほとんど無くなった方は、一人10万円では焼け石に水。無いよりはましですが、これで生き延びろといわれてもという話です。

今回の補正予算では、経済活動の面では、すでに大きな影響が出ている中小企業・個人事業者向けの対策が、どれだけ実効性を持って早急に活用できるかが重要だろうと思います。

2020年5月1日金曜日

パチンコ店が目の敵


自粛、自粛、自粛・・・

何とも言えない空気が充満していて、この霧がいつ晴れるのか先が見えない状況が続いています。

どうやら、緊急事態宣言の期間も延長されそうな雰囲気が濃厚になってきました。現状では、解除する根拠もなく、当然と言えば当然だとは思いますが・・・

ゴールデン・ウィークに入り、大都市圏以外の県では「うちに来るな」宣言の乱れ打ちですが、大都市圏以外では感染者の数は確かに少ないのですがゼロではない。

「うちに来るな」と言えるのは、奇跡的にいまだに感染者ゼロの岩手県だけで、その他のところはとにかくよそに行かないことを徹底するアナウンスにして欲しかった。

最近は、「自粛警察」なる言葉が生まれていて、県外車を見つけると「来るな」というような張り紙をしたり、営業している居酒屋にも非難を浴びせる輩が登場しているらしい。

それなりの理由というものがあるはずですから、一概に批判するのは難しい。人と人のつながりが希薄になっていく怖さがあります。「うちに来るな」宣言は、こういった風潮を助長するだけではないかと思います。

一番目の敵にされているのはパチンコ店。

パチンコは、はっきり言ってギャンブルです。今のところ日本は賭け事を禁じているわけですから、法律の抜け穴みたいな産業です。そして、どう考えても、店内での客・従業員の感染リスクは低くは無いでしょう。まぁ、営業を自粛してもらいたい産業の一つであることは間違いない。

自分はパチンコにはまったく興味はありませんし、世の中から消えてもまったく困らない物と思っていますので、彼らをかばうつもりはありません。

でも、バチンコ店が営業を続けている問題では、休業要請を無視した店舗名の公表が行われ、公に行われている自粛警察行為みたいな感じで、ビミョーなところ。

こんなことを言うと、大阪府知事から「気楽なもんだ」と返されそうですが、確かに各地の知事たちは法律に則ってやるべきことをやっているので、公表するまでたくさんの努力をしたとは思います。

しかし、緊急事態宣言そのものに法的強制力が無い以上は、法律を変えるか、ひたすら要請し続けるしかない。やはり、補償とのセットが無ければ、そう簡単には要請に応じられないことは至極当然。

パチンコ店に限らず、店舗の休業は死活問題です。従業員がいる場合は、彼らを守る義務もあります。しばしば日本人の美徳の一つに我慢強さがあげられますが、それだけに頼られても余裕が無ければ無理な話。

パチンコをしたい人が減って自然淘汰ならあきらめもつくでしょうけど、自粛淘汰では抵抗したくなる気持ちもわからないわけではありません。