クリニックの診療は、連休中は休診です。5月7日、木曜日から通常の診療時間で再開します。
その記者会見では、相変わらず、質問と違う回答を連発していました。意図的にはぐらしているのか(されが日本の政治家ということなんでしょうけど)、それとも本当に質問を理解していないのか・・・
それはともかく、さすがにこの1か月間、政府の8割削減の要望にはお答えできませんでしたが、国民は老若男女、皆努力して耐えた成果は少しは出ているようです。
少数の無理解・非協力があることは残念ですし、そればかりがニュースになる傾向があるのは否めません。しかし、大多数は、それなりに工夫して何とか乗り切ろうと努力したことは間違いない。
ただし、あと1か月は仕方がないと誰しも感じていた、というより元々1か月で何とかなるはずがないと思っていたと思います。
問題はその後。ほとんどの大中小の民間企業、個人事業の経営悪化はすでに始まっていて、その中のかなりが倒産・廃業せざるをえない状況になります。失業者の急増は必至。
クリニックはどうなるんでしょう。
オンライン診療は、現実的に導入していく必要が増してきているのは間違いないのですが、人を見ることを基本とする医療では、直接対面無しでできることは限られます。
ケガをした人は処置が必要ですし、整形外科ではレントゲン写真無しで状態を把握することは難しい場合が多い。リハビリも来院しないとできません。
一方、落ち着いている関節リウマチや痛風の場合は、数回に一度は血液検査が必要ですが、ある程度オンラインもありかもしれません。ただ、これらは患者と医者は長い付き合いになるので、関係を作っていく方法も考え直さないといけないのかもしれません。
オンラインが進み過ぎると、医師はただ処方箋を発行するだけの存在になりかねませんし、そもそも不要になるかもしれませんね。高齢化で膨らむ医療費を抑制する効果はありますけどね。