2015年12月25日金曜日

住宅街イルミネーション


クリスマスです。例年に比べ暖かいので、ちょっと盛り上がりに欠けるような気がしますが、そもそも南半球にいけば真夏ですから、まぁよしとしましょう。

ちょっと昔話でもしましょうか。

とは言っても、10年くらい前の話。近くに大場町というところがあって・・・そんな名前の街は、全国にあるとは思いますが、自分の知っている大場町は際立っていました。

何がって、ズハリ!! イルミネーションです。 普通の住宅なのに、そりゃもうすごかった。入口から、庭の木々、建物の外壁にいたるまで、もう一体どんだけ電気代がかかるんだろうというくらい色とりどりのイルミネーションで飾り立てていたんです。

それも、一軒や二軒じゃありません。そこらじゅうでやっていて、街中がアトラクションの無い遊園地状態。隣近所で争うように飾り立てて、どんどんエスカレートしたんでしょうね。

噂が広まると、見物に来る人が増え始め、そのせいもあって住民の方々はそらに飾りを増やしていったのかもしれません。

遠くから車で来る人も出てきて、夜の住宅街で渋滞が発生するという不思議なことも起こり始めた。話を聞きつけたメディアもやってきて、全国ニュースにもなったりしました。

さすがに、周辺への迷惑が大きくなって、たぶん警察からも注意されたんでしょう。また東日本大震災の後の節電風潮も拍車をかけてか、どんどん自粛するようになりました。

あの街は今どうなっているのか・・・ちょっと近くを通るときに回り道をしてみました。もうほとんど何も無い。この辺だったはずだけど・・・いゃ、もう、静かなものです。閑静な住宅街とは、まさしくこんな感じというところ。

一軒だけ、まぁまぁ頑張っている家がありましたが、それでも往年の比ではありません。ブームというのは、そんなもんですよね。他人からすれば、つまらないと勝手に言いたくなりますが、住宅地ですから、やはりイルミネーションはほどほどがいいようです。

もっとも世界で見れば、アメリカとかにはものすごい飾りをするストリートがあったりするようです。大場町なんて、それに比べれば全盛期でもたいしたことは無かったのかもしれませんけど。