2015年12月31日木曜日

超望遠レンズ


大晦日です。泣いても笑っても、2015年は今日でおしまい。

今年最後のブログをどんな話で締めくくるか・・・「来年もがんばろー」の一言で済ますこともできるのですが、さしあたって目下のところ一番興味を持っていることで〆るのがいいんじゃないかと・・・

そこで、カメラの話です。つい先日も、普段使いのレンズを考えてみたばかりですが、じゃあ普段使いじゃないけれど、ここぞという時には持っていたいレンズというのがあるんです。

それがミクロとマクロの世界。

微細な世界にズーム・インして、普通に見ていたんではわからない細かいところを撮影するためのレンズがマクロ・レンズ。ミクロ(マイクロ)とかマクロの言葉の使い方が、なんかごちゃごちゃしますけど・・・

まぁ、これについてはすでに書いたし、実際その写真もそれなりに撮ってみました。あまり撮影のためにどこかに行かない者としては、大変面白い重宝する必須のレンズです。

そして、逆にどばーっとズーム・アウトして、遠くの物でもしっかり引き寄せて写せる望遠レンズも無いと困る。すでに、普段使いとして300mmまでのズーム・レンズを選択していますが、標準の焦点距離(50mm)からすると、光学6倍ズームというと素人的には理解しやすい。

もちろん、これでも十分に望遠ズームとして機能しているんですけど、贅沢を言うと光学10倍は欲しいというものです。もしかして、スポーツ観戦なんてことがあったら、関係者じゃあるまいし、フィールド内で自由に撮影できるわけじゃないので300mmでは物足りない。

そこで、月の写真なんですが、ファイルサイズを小さくするため画質は落ちますけど、かなりクリアな月が写っています。トリミングはしていない状態ですが、これが焦点距離500mmの実力です。しかも、例によって手持ち撮影。

300mmの写真だとこんな感じ。

確かに、この前まで300mmで感動していた自分は何だったんだろうというくらい差があります。ただ大きく写っただけと言ってしまえばそれまでですが、 微細な部分までくっきりするので、コントラストもはっきりしてくるのがわかります。

もっとはっきりさせるため、月を同じ大きさで並べて比較してみました。

さすがにその差が歴然としてきます。辺縁部でのクレーターの凸凹感は、左の500mm像に圧倒的に軍配が上がります。

使ったレンズは、SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM というもの。

純正命の人から言わせると、SIGMAレンズは邪道とかバカにされそうですが、細かいことを言わなければ、十分すぎる性能ですし、そもそも価格が安い。それに純正ではカバーしていないような守備範囲のレンズがあったりして、素人カメラマンとしては大変助かるというものです。

この超望遠ズームレンズはちょっと古くて、最新のスペックとしては150-600mmが人気なんですが、これを選ぶにはそれなりの理由があるというものです。

まず、このクラスのレンズになると一番の問題は重さと長さ。重さは何と、ほぼ2kg(!!)なんです。長さは21cmですよ。これは大変なことになってしまいました。

何しろ、自分の選択基準としては手軽にカメラを構えることができるというのが重要なので、撮影のたびに三脚をセットしてなんてことは、今のところは考えていません。

カメラに装着して2.8kgは手持ち撮影の限界ですよね。本来は、このクラスを手持ち前提で考えていることが間違いなんですが、そこが素人というものと割り切ります。

となると、手振れ補正(OS)は絶対に必要ですし、長く構えていられないので素早いオート・フォーカス(HSM)もはずせません。

新しい150-600mm F5-6.3 も、一般向けは重さはほぼ同じですが、プロ向けのタイプだと2.8kgです。じゃあ、一般向けでいいじゃないかといいたいところなんですが、長さが5cm長くなって、カメラ・ボディに装着した状態で入れられるバックを持っていない。

機能的には、少しでもF値が小さい明るいレンズが有利です。超望遠で、ただでさえ暗くなりやすいですからね。

それと、最短焦点距離が50mmというのもポイントが高いところ。こんなレンズは一度装着すると、簡単にレンズ交換したくはなりません。そんな時に、標準域まで一気に引き戻せるのは、大変助かるだろうし、実際ネットのレヴューでもよく触れられているポイント。

DGというレンズの種類はフルサイズ用なので、今はAPS-C機を使っていますが、もしかして将来フルサイズ機に乗り換えたとしても、そのまま使えることも嬉しいですよね。

あー、何だか、こうやってカメラ愛好家の言うところの「レンズ沼にはまっていく」状態になるということなんでしょうか。

でも、安心してください!! おそらく、カメラが変わらない限りこれ以上は揃えません。どう考えても、これ以外のレンズをもっていても、自分の場合は写す対象が無いだろうことは、かなり自信をもって言えること。

・・・と、言いつつ、来年はいずれフルサイズ・・・なんてね・・・

来年もヨロシク、お願いします!!