2013年1月24日木曜日

牛肉格付

このところ正月に必ずやっている番組で「芸能人格付け」というのがありますが、その中で必ず牛肉が出てきます。100gで1000円くらいの「安い」肉と、1万円くらいする超高級肉を比較しています。

まぁ、自分からすると100gで100円くらいでも十分なものはいくらでもあるわけで、1000円も出したら十分に高級だと思うんですけど。そもそも1万円もするような肉はスーパーでも、専門の肉屋さんでも見た事がありません。

そもそも牛肉のランクは誰がどうやって決めているんですかね。答えは、日本食肉格付協会が決めている。はぁ~、そんなのもあるんですか。評価は、歩留(ブド)まり等級と肉質等級の二つです。

歩留まりはいいほうからABCで、一頭から取れる肉量が多いほどよい。マッチョはAで、やせっぽちはCということ。

肉質は最高が5、最低が1。脂肪交雑、肉の色沢、肉のしまりときめ、脂肪の色沢と質の4項目から評価されるそうです。でも、素人からすると後の3つは、時間で変わっていきそうでよくわかりません。

結局、脂肪交雑、つまり霜降り具合だけで決まっているような印象。ということは、歩留まりでマッチョはAとしていますが、実はたんなるデブということですかね。肉の中の油が多いほどいいとしているわけで、本来の筋肉の量は関係ないということですかね。

もっとも、牛も毎日筋トレしているわけではないので、純粋に筋肉繊維が肥大するような生活はしていません。皮下脂肪より筋肉内に脂肪を溜め込むように飼育するのが、家畜業の醍醐味なのかもしれません。

ところが、年を取ってきて多くの人は油は控えます。自分も、霜降りの牛肉はムカムカしてしまい、まったく食べたいと思わない。しっかりと肉肉しているような方が、腹持ちもいいし美味しいと思ってしまうのです。