今年は、スキーを楽しむ人が去年より増えているそうです。
雪山のレジャーとしては、オンリーワンで人気があって、自分もこどものときに初めて日光の付近のスキー場に連れて行ってもらい経験しました。姉はずいぶんはまったようで、学生の間は家でもせっせとスキー板にワックスを塗ったりしていたものです。
20年くらい前に学生のスキー実習の付き添い医としてゲレンデに行きましたし、その頃はうちのこどもたちも小さくて数回はスキー場に行ったものです。
特に80年代くらいに、「私をスキーに連れてって」(1987)の映画の爆発的ヒットで、スキー人気がピークになりました。でも、逆にスキー場に行く人が増えるにつれて、他の楽しみを求める人が増えたというのは皮肉な話。
新しいスノーボードを楽しむ人が加速し、スキー自体の人気は急激に衰退。スキーはいろいろなアレンジも登場したものの、なかなか一般にまでは普及しない状況でスキー場は閉鎖するところが増えていったわけです。
さて、世の中はぐるぐる廻るというのはよくある話。80年代から90年代にスキーを楽しんだ若者が、その後結婚して親になって、さぁこどもをつれて冬のレジャー・・・というと、当然スキーを考えるというのが、最近スキー場が好調の理由らしい。
スキー場はこども連れが楽しみやすいように、あれやこれやのサービスを始めているそうで、生き残り作戦に必死です。今年はだいぶ寒い冬ですが、この何年かは以前より降雪量は少なめだったりして、このあたりの天候も冬のレジャー全体に及ぼす影響は少なくありません。
わざわざ冬季オリンピックというものがあるわけですし、スキーがなくなることは無いでしょうが、競技人口の減少に歯止めがかかるかは神頼み的なところもありそうです。