2013年2月19日火曜日

宅浪のススメ

・・・は無い。よほど、特殊な事情がない限り無い。そう、断言してよいと思っています。

大学入学試験も、慶応・早稲田が始まり、国立を除くと大方の受験生にとっては最終局面。センター試験から1ヶ月たって、だいぶ緊張が続いて疲れがたまっている頃です。

たまたま、知り合いのお子さんですでに雌雄が決した方がいて、だいぶ落ち込んでいるらしい。浪人になって予備校の行きたい学部の専門コースに通ったそうですが、かえって自分のやりたいような勉強ができなかったというそうです。次は宅浪すると言い出したらしい。

浪人生の選択肢は、志望学部専門予備校、一般予備校の専門コース、一般予備校の一般コース、そして宅浪などがありそうです。

専門予備校というのは、医学系や美術系のものがありますが、費用はかなりかかります。しかし、自分で勉強の方向性を決めかねる場合には、目的がはっきりしているだけに効果的。情報も充実しています。

一般予備校は、駿台、代ゼミ、河合が大手3校。河合は主として文系向きでしょう。よほど、肌に合うところがあれば別ですが、絶対に大手に行くべきです。その理由は情報。受験は勉強5割、情報3割、そして運が2割みたいなところがあって、当落すれすれであれば情報の有無が非常に重要です。

ビデオ学習を売りにして台頭してきたところもありますが、教える側と教わる側が直接対面しない授業は根本的にありえない。授業で眠くなるのも一つの効果。お互いが反応をみないで、本当の教育になるのか疑問です。

自分の得意・不得意がありますから、専門コースのほうが選びやすいのですが、うまく自分に合わない場合は、一般コースを選択する事がおすすめ。そして、不得意な科目を追加で選んで充実させるのがよいのではないでしょぅか。

自分の場合は、代々木ゼミナールのすべて単科ゼミだけを選択して浪人していました。結果としては、浪人を重ねたので必ずしもよかったわけではありません。ただ、絶対的な利点は「生活のリズム」を維持できること。

とりあえず、朝必ず起きる。とにかく代ゼミに行く。科目によってはがんばって一日勉強しますが、そうでなければ代々木から渋谷まで歩いて、あとは夕方までジャズ喫茶でもくもくと独習。

ですから、宅浪は絶対にすすめません。まず、大事な情報が限定的。ネット社会とはいっても、合否のような個人情報をもとにした受験情報は、簡単には手に入りません。そして、生活がだらだらしてしまうことは間違いない。

生活のリズムをきちんと守れるというのなら、そもそも浪人しない。勉強をしたいときも、したくないときも、それなりの半強制力が存在している事は、自分の弱さを克服するために絶対に必要です。

我が家にも受験生がいて、自慢みたいで恐縮ですが、もともと入れる大学なんて無いんじゃないかという成績だったのですが、浪人して何とか結果を出せています。彼の一番の成功のポイントは、予備校の警備員のおじさんや必ず朝とおりかかる犬の散歩のおじさんと仲良くなった事。

つまり、自分を見ていると自覚できる他人ができた事が大きい。家族だけでは、お互いに甘えが出てしまいますが、他人が見ていると思うと自然とさぼらなくなります。

なんにしても、努力すれば必ず結果は出てくるとはいいますが、努力の方法を自分だけでコントロールするのは本当に大変だろうと思います。すでに結果が出て、来年の勉強法を考えなくてはいけない場合は、2月中はゆっくり考えましょう。少なくとも、宅浪だけは絶対にお勧めしません。