2013年2月23日土曜日

Samurai Japan

WBC・・・というと、いがくの世界では白血球のことで、White Blood Cellの略。DMもダイレクト・メールだと思ったら糖尿病の略だったりして、アルファベットだけだと本当は何を意味しているかわからないことは多い。

巷でWBCと言うと、今の時期は当然 World Baseball Classic のこと。いろいろと運営方法で疑問があり、世界という言葉を使ってやる大会としてはかなり偏ったものであることは間違いない。

しかし、過去2回とも優勝した日本としては、勝ち逃げは許されない。いざ、参加する事になれば、それなりの結果を残すべくがんばってもらいたいのは、日本人ならみな同じ思いでしょう。

ペナントレース直前だけに、参加する選手の選出にもいろいろな制約がかかっていることはしょぅがない。そもそも本場アメリカの大リーグだって、日本の大相撲と同じで、アメリカ人以外の国籍の選手の活躍が近年は目立っていて、純粋に国籍にこだわるといろいろ厳しいところでしょう。

今年の大型新人の大谷君は最初は頑なに大リーグ入りを口にしていましたが、最終的に日本ハム入りしました。大リーグへの憧れ、別の言い方をすれば、大リーグに対する日本人のコンプレックスみたいなものは今の若者にも根付いている感じがします。

過去のWBCを連覇しているにもかかわらず、そういう雰囲気を払拭できないのは何故なんでしょうか。日本の野球技術の高さは、十分に証明されたかと思っていたのに、何となくさびしい感じがします。それに比べると、日本発症の柔道の世界的主導権の無さもずいぶんとめだちます。

日本のスポーツに対しての考え方が弱いことはあるんでしょうかね。もともと戦争の代替的な要素がある文化で、国境をもたない日本という国では、日常的な侵略の危険に対して鈍感になっているのかもしれません。

とにかく、やるからには日本中を熱くさせてくれる戦いを期待したいものです。山本浩二監督以下の選手の皆さん、今回も陰ながら応援しますんで、がんばってください。