こどもの頃は夏休みになると、家族旅行というのが一度はあって、いろいろ楽しいことがありました。ただ自分が中学生以降は、あまりそういう記憶は無くて、自分の夏休みの予定が優先していたんでしょうかね。
自分の父親は自動車の運転免許は持っていなかったので、旅行というと当然列車。もっとも、昭和の時代にはそれが普通でしたし、マイカーを持っていない人の方が多かったと思います。
実は、あまりどこに連れて行ってもらったかは記憶が曖昧で、どうもはっきりしない。とりあえず最初に思い出したのが、渋川温泉。
普通渋川というと伊香保温泉でしょうが、伊香保温泉に行ったという記憶がまったくない。渋川温泉に行ったというところからすると、なんかごたわりの理由があったのかもしれません。蓼科にも渋川温泉というのがありますが、明らかにここじゃない。
何故かと言うと、その続きで草津温泉、さらに浅間山に行ったんです。渋川温泉から行くと、吾妻線の列車で草津にでたんでしょぅか。町の中に温泉のたまりがあって、もうもうと湯気が立ち、硫黄の匂いがぷんぷんしていたのが印象的。
そこから浅間山は南下すればいいのですが、これは線路がない。自動車道のみですから、まさかタクシーはないと思うので、バスを利用したんでしょう。
そこらあたりからは、まったく記憶が蘇ってこないので想像するしかないのですが、当然浅間山からさらに南下すれば軽井沢。まぁ、ここまで来て軽井沢を素通りすることはないでしょうから、きっと少しは滞在したんじゃないかと。
今から考えると、3泊程度の旅行だったのかもしれません。少なくとも、ほとんど忘れてしまった思い出の中でも、記憶に残っている方ですから、きっと楽しかったのかなぁと思ったりします。
間違いなく言えることは、今も昔も、父親は夏休みには家族サービスに忙しいということ。うちのこどもたちは大きくなって、みんなバラバラにいろんなことをしていますが、世の中のお父さんたちはがんばりましょう。