ストックホルムをちょっとだけ観光した後は、今回の目玉、いよいよ永久氷河を巡る旅に出発。ストックホルムから飛行機でノルウェイの首都オスロへと渡ります。
まずはオスロ市内観光、と言っても印象に残っているのは美術館だけ。オスロ国立美術館に出かけていったのは、もちろんムンクの「叫び」があるから。いくつかバージョンがある中で、もっとも有名な油彩の「叫び」がこれ。
そこの角の裏っかわにあると思って、廻ってみたら何ともあっけなく飾ってありました。思ったより小さめ。触ろうと思えば手が届きそうな感じでした。この数年後に盗難に合うのですが、そりゃ盗まれるでしょう。
その後、道中を一緒にしている4人でレンタカーを借りました。ボルボのマニュアル車。左ハンドルで、久しぶりのマニュアルというのは、最初は緊張しましたがすぐに慣れて、交代で目指すのは約300km西にある港町ベルゲンです。
途中で山を越えていくわけですが、まさにこの山のてっぺんが永久氷河というわけです。とてもきれいな青い氷の塊が山肌を覆っていて、ところどころに透明度の高い池ができている感じです。地球上で、最も美しい光景の一つである事は間違いない。
この氷河から溶け出した水が山を削って、ごつごつした深い絶壁をたくさん形成したのがフィヨルドです。下りは、このフィヨルドのせまる岩肌を縫うように一気にくねくね道を降りる感じです。そういう閉塞感が。ムンクを叫ばせたというのも理解できるというところ。
港町ベルゲンにつくと、もうご馳走は海の幸一色です。いやもう、何を食べても旨いなんてものじゃない。大満足続きで、北欧めぐりは終了です。
ベルゲンからは、空路でデンマークのコペンハーゲン。そのまま成田行きに乗り換えて帰国したわけで、そりゃもう仕事をする気がしばらく出なかったのは言うまでもありません。