確かにスマートフォンは、小さいパソコンであり、使う人がその気になれば携帯型のデジタル機器の機能を何でも実装することができて大変便利です。
よく言われることですが、「何でも持っているということは、何も持っていないと同じ」とはよく言ったもので、例えば学生が試験前に過去問を集めることだけで安心してしまうのと似ているかもしれません。
当然、スマートフォンを持っているだけでは最低限の電話機としか機能しないわけで、メールのやり取りさえできません。自分がスマートフォンを使ってやりたいことをはっきりさせて、それなりの設定や、アプリを導入していくことが重要。
自分の場合は、電話とメール、そして時間と天気が気になるので、すぐにそれらを見たい。そして、スケジュール管理というところまでが最低限必要なことで、あとは遊び。
青空文庫の無料の名作小説を読むためのリーダー、乗り換え案内、地図、渋滞情報、それとほとんど使う事は無いのですが音楽や動画を見るためのビューワーなど。それとゲームは、ファイナル・ファンタジー III と IV が入っています。
カメラについては、スマートフォンに付属のカメラは800万画素あり、通常のスナップ撮影はこれで十分すぎるほどのもの。ちょっとした動画も撮れて、その分野の進化は驚くものがあります。DROPBOXなどのクラウドを利用して、WiFiから簡単にパソコンに取り込めるのも便利。
ただし、どうしても満足しきれないのが、このカメラ機能。やはり、単焦点カメラとしては画が貧弱で、デジタル・ズームは荒くなるだけで使いたくない。とは言っても、デジタル一眼は日頃持ち歩くにはでか過ぎ重過ぎ。
カメラ業界も、そのあたりのニーズは理解していて、いわゆる薄さを競っていたコンデジ(Compact Digital Camera)はずいぶんと少なくなりましたが、デジ一とコンデジの中間の位置づけになる優れたカメラがだいぶ増えてきました。
セールスポイントは、高解像度と高光学倍率です。今使っているカメラはこれ。基本的にsony信者なので、カメラもCybershotの今年の春モデルです。DSC-HX50Vという機種ですが、画素数は2000万画素で、これだけでもびっくりもの。
しかし、一番の売りは光学ズームが、何と、何とですね、30倍なんです。これは通常の35mm一眼レフカメラで換算すると720mm相当ということで、ものすごい超望遠撮影が可能ということです。一応デジタル処理で60倍ズームも可能ということになっていますが、これはおまけみたいなもの。
しかも、手ぶれ補正機構の進化がすごくて、手持ちで光学30倍のズームにしてもほとんどぶれないというのが驚異的。動画撮影もフルHDが可能で、録画時間もメモリーカードの限界まで可能でほぼ無制限と言ってもいいかもしれません。
ポケットに入れて持ち歩くには、ちょっと大きすぎるのですが、カバンに入れるにはまったく問題になりません。現状では、スマホ+コンデジが自分のデジタルライフの定番スタイルになっています。