2013年8月22日木曜日

高崎白衣大観音

たいてい簡略化して「高崎の観音」などと呼んでいますが、正確には群馬県高崎市にある高野山真言宗慈眼院の境内に建立された白衣大観音というのでそうです。

軽井沢に行くには、JR線で高崎から、あるいは関越自動車道で藤岡で降りて国道18号を通って、碓氷峠を越えていくというのが昭和のスタンダード。

いずれにしても、必ず高崎市内の小高い丘の上にそびえるでっかい観音像が目に入ってきて、確かに高崎を通過中ということが確認できたものです。

JRでは、峠の釜飯で有名な横川駅が、峠に登る入り口として馴染み深かったのですが、新幹線ができて、在来線が廃線となってしまいました。車の場合も上信越自動車道ができて、一般道を使う事がなくなった。

そうなると、観音像を見ることはほとんどなくなってしまいました。いつも遠目で見えていて、実際にそこまで行った事はありませんでしたが、見えなくなるとわざわざ行ってみたくなるものです。

近づいていくにしたがって、その大きさはさすがに目を見張るものがあります。 昭和11年に建立されたコンクリート製ということですから、それほど古いものではありません。高さは41.8mで、単純高さだけなら日本一の仏像といえそうです。

中に入る事ができて、胎内めぐりが可能。肩の高さまで登る事ができるので、小さな窓からは高崎市内が一望に出来ます。天候によっては東京も見えるらしい。是非、一度えっちらおっちら階段を登ってみるのもいいかもしれません。