軽井沢と言えば、まさに旧軽井沢銀座が中心。この時期、原宿の竹下通りも真っ青の賑わいになります。
学生のときは硬式テニス部に在籍していたので、ほぼ毎年のように夏の合宿は軽井沢でした。昼間汗を流して、暗くなると旧軽に繰り出すので定例で、当時も旧軽銀座はずいぶんと人が多かったわけです。
当時は、まだ上信越自動車道はできていませんでした。さすがに中仙道(国道18号)ではなく、碓井バイパスをえっちらおっちら登っていくと、神奈川からだいたい5~6時間。今は半分近い時間で行けます。
旧軽銀座の中では、モダンな店や古めかしさを生かした店がたくさんあるわけですが、自分にとっては今も昔もシンボル的なお店がミカドコーヒー。もともとは東京にあるコーヒー小売業者で、旧軽にあるのはその直営店。
ちょうど自分が軽井沢に行き始めた頃に、今の場所に移転したらしい。木造2階建ての特徴のある店構えで、2階が喫茶店になっていて、特に銀座側はテラスになっています。
このテラスでコーヒーを飲んでいると、下を通る仲間を見つけたり、あるいは見つけられたりするわけです。「おーい、どこ行くの?」とか、「あそこ行ったか?」とか、上下で会話をしていると、いっぱしの旧軽フリークになった気分になります。
もうその頃から30年がたちましたが、今も変わらずに入り口では名物のモカソフトが人気。軽井沢にきたら、一度はここでコーヒーを飲みたくなるわけです。