去年くらいから、巷でブームになっているものの一つがバームクーヘン。古くから日本人には馴染みのあるお菓子・・・今時はスイーツと呼ばれるもの。
いったんブームが起こると、ピンからキリまで注目されて、平常時なら見向きもされないものが持ち上げられたりするものです。
バームクーヘンは、もともと誰でも口にした事があって、こんな味がスタンダードというイメージが出来ているものです。それだけに、味の違いは比較的わかりやすい。
柔らかくするだけで絶品、甘さを控えるだけで絶品、卵を増やすだけで絶品・・・など、安易に持ち上げることが多いのですが、やはり基本を抑えておかないと多くはブームの衰退と共に消えていくでしょう。
さて、このバームクーヘンはどうでしょうか。冶一郎のバームクーヘンは、川崎ラゾーナや横浜ららぽーとなどで並んで手に入る人気商品。もともとは、浜松のパン屋さんが始めたお店。
濃厚な味は卵でしょぅか。周りの砂糖は多すぎず少なすぎず。焼きすぎにならないぎりぎりで、しっとり感を残す。バームクーヘンの基本的な味はおさえ、全体にこくある味が人気なのではないかと。
ブームは数年で落ち着くでしょうが、来年になっても生き残るかどうか、水面下のバトルが大変です。