2013年12月28日土曜日

今年のスポーツは

今年のスポーツ界の話題といえば・・・うーん、久しぶりにマー君と東京オリンピックということになるんでしょうか。サッカーは、来年がワールドカップで本番です。

楽天の田中将大投手については、もう何も文句のつけようがない。高校時代には、ハンカチ王子とかの陰に隠れて二番手みたいな扱いでしたが、それがよかったのかも。

それが、たえず何くそっという気持ちを奮い立たせる原動力になったのではないかと思います。ある意味、生ぬるいコースを歩んだ王子と違って、早くから厳しいプロの道を歩んだことが今年の成功にもつながっているんでしょう。

そして、当初の野村監督にも、相当鍛えられた。その反面、マー君という呼び名をもらったことで、一般に広く受け入れられる下地も用意してもらったということも言えるでしょう。メディアにも注目されやすい存在としてアピールされ、いっそう努力精進するモチベーションになったのではないかと思います。

もう一人、成功の影には、奥さんにも恵まれたこともありそうです。元タレントで、意外と言うと失礼かもしれませんが、芸能界はあっさり引退してきっちりと健康面の管理をしてくれたらしい。

ただ、アメリカの野球にそれほど興味が無い自分としては、結局メジャー・リーグが夢ですみたいなワンパターンにはどうも関心しない。本来、アメリカ野球が憧れというのは数十年前の話でしょう。

ある程度成功するとメジャーに消えていく、もう使えなくなって日本に帰ってくるみたいなのは全くつまらない話です。張本さんほど過激な発言はしませんが、結局日本の野球はまたつまらなくなるだけかなと思ってしまいます。

メジャーが夢なら、大谷くんのように最初からメジャー表明して行くくらいの気概が欲しい。もっとも大谷くんは、結局日本にとどまって・・・まぁ、それは別の話ですけど。

もっとも、日本のプロ野球に続けるだけの魅力が内部的に無いということかもしれません。だいたい外へのアピールが下手な組織は、内へのアピールもうまいわけがない。

話は一転、2020年東京オリンピック。イノセさんが問題を起こして、途中でも、そして最近もちょっと水をさされた感じですが、何にしてもスポーツ界にとっては開催決定は喜ばしい。

開催までは6年半。インフラの整備なんてことは、日本の技術があれば、まったく問題ない。むしろ、どんなに器が良くてものせる料理が美味しくなければどうしようもないのと同じで、世界に通用するアスリートを育成できるかということにかかっている。

現在、世界レベルの日本人アスリートの中で、2020年も現役でいられるのはごくわずかでしょう。いや、ほぼいないと言っていいかもしれません。まだ知られていない若いアスリートに大いに期待したいところです。

事ある度に「スポーツの力」というものがもてはやされますが、実際にスポーツにお金をかけてこなかったお国柄ですから、そもそもアスリートを育成するシステムそのものが整備されているとはいい難い。そっちの突貫工事のほうが、間に合うのかどうか心配です。名実ともに大会を成功させるためには、最も重要な課題なのかも知れません。