今年の芸能界は、相次ぐ人気者の脱退でAKBグループの勢いはさすがに弱まった感は否めません。お笑いタレントは相変わらずメディアへの露出度が高く、特にこの一年活躍が目立ったのはキンタローとふなっしー。
しかし、視聴者は残酷なもので、飽きると見向きもしなくなるわけで、去年のスギちゃんなども今年は見る影も無い。正月特番が終わると、急速に彼らの需要は無くなる可能性が高いわけで、そういう無意味では厳しい世界に身をおいているものです。
ほぼタレント化したのが、某進学塾の講師の方々。完全に広告塔と化し、特に一部のテレビ局がやたらと起用するので、下手なお笑いタレントより鼻につく感じでした。はっきり言いますけど、本業やってろというところ。
ジャニーズは相変わらず、コンスタントに人気を保ちました。TOKIOやV6のベテラン組は、マイペース。しかし、SMAPは相変わらずの人気で、一番引っ張ったのが嵐の5人でしょうか。多少のスキャンダルがあるものの、来年も日本の芸能界の巨頭であることは間違いない。
綺麗どころでは、若手の実力派女優さんたちの活躍が目立った一年のような気がします。綾瀬はるかを筆頭に、堀北真希、長澤まさみ、石原さとみあたりは、名実ともに定着してきました。
男性陣も、若手イケメン君たちがたくさん登場して、こちらもなかなか華やかな感じ。俳優さんについては男女ともに、充実した一年だったのではないかと。ただ、彼らを上手に使えた作品は必ずしも多くはないところで、製作者の感性の一新が必要な気がしています。
テレビ番組としては、相変わらず安易なつくりによる垂れ流し番組が多かった。お笑いタレントをひな壇に並べて、喋らせていれば1時間たってしまうというバラエティの多いこと多いこと。
タレントの質によっては、だだ大声で馬鹿騒ぎというだけ。お笑いタレントは、自らを芸人と呼んでいますが、芸と呼べるものをちゃんと見せられるようにもっと努力してもらいたいものです。ですから、お笑いのコンクール的な番組が増えるのは、とてもいいことではないでしょうか。
さらにお金をかけずに時間を浪費しているのが、ネットの動画をまとめた企画。あまりの多さにあきれてしまいます。確かに、計算されていない素人の行動が意外と笑いを呼んだりするものですが、さすがにテレビ局を超えて何度も放送されるのは辟易してしまいました。
・・・と、まぁ文句たらたらみたいなことばかり書いていますが、実際のところテレビを見る時間というのはそれほどない。ニュース以外には、夕食時に一時間程度見るか見ないかです。本当に今年活躍した芸能人、来年期待される芸能人についてわかっているわけではありません。
ただ、見る時間が多くないからこそ、せっかく見るときくらい内容の良いもの見たいという気持ちもあるわけです。でも、来年もとりたてて変わるわけもないかなぁ・・・