都内の店を紹介するのは珍しいのですが、たまにはこういうところにも顔を出すことがあるということ。
場所は祐天寺。駅前から駒沢通りに出る、細いけどバスも通るメインの繁華街。何軒かラーメン店はあるので、多少の選択は可能です。家の近くでは、歩いて行ける範囲での選択はかなり限定的ですから、さすがに都内というだけのことはある。
ここは、いわゆる「家系」の豚骨醤油の店。味はというと、可も無し不可も無しというところ。横浜が家系の本場でたくさん店がありますから、この手の味には慣れているのかも。
これは、標準のメニューですが、例えば横濱家に比べれば、チャーシューは大きいし、海苔もたくさんついています。そういう意味では頑張っているのかもしれません。
実は、高校生の時に通っていた塾が祐天寺にあったんです。今回、祐天寺に足を踏み知れたのは40数年ぶり。当時がどうだったかは、まったく思い出せず、塾があった場所もわかりません。
ただ思い出されるのは、帰りは毎回、友人と渋谷まで歩いて戻ったこと。何故かというと、途中の中目黒で、1杯100円のラーメン屋があって、そこでごく普通の醤油ラーメンを食べるのが楽しみだったんですよね。
それから考えると、ラーメンは「日本食」として、ものすごく進化した文化になったものだと感心してしまいます。