2018年2月7日水曜日

生きていた信ちゃん


全国に信用金庫がありますが、大企業相手の大手都市銀行に対して、中小企業への融資をメインに高度経済成長期を支えたという印象があります。

自分が子供の頃は、近くにあったのは渋谷信用金庫、たぶん通称で「しぶしん」と呼ばれていたと思いますが。

しぶしんの営業の方は家にも来ていたようで、いくつかのアメニティグッズを置いていったようです。

中でも、記憶に残るのは貯金箱。当時使われていた信金オリジナルの「信ちゃん」のキャラクターを用いていました。

その後、大手銀行が知れ渡っている有名キャラクターを使用するようになったのを真似て、信用金庫も信ちゃんをやめてしまったようです。

さらに、大手が中小企業や個人へも営業を拡大したので、信用金庫はだんだん存在価値が薄れてしまったように思います。

ところが、最近たまたま通りかかった場所に地域の信用金庫があって、しかもその窓には懐かしの信ちゃんが並んでいました。

お~、生きていたのか!! という感じです。自分と同じくらいの年を重ねているはずなんで、還暦間近のはずなんですが、まだまだ若々しく少年のたたずまいです。

いろいろなところに懐かしさというものがあって、なんか嬉しくなった昭和おじさんでした。