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2019年5月11日土曜日
バゲットを作ってみた
さて、今どきのベーカリー機能のついたオーブンレンジは、もうほとんどバカチョンでパンが焼けることがわかりました。
もちろん、付属のレシピ本に書いてある通りに材料を用意して、そのままの出来上がりで良ければの話。前回、くるみパンは、まさにそのまんまに十分に美味しく出来上がりました。
素人というのは怖いもので、次に挑戦したのがフランスパン。くるみパンと同じように作ってみたんですが、こちらは一度途中で取り出して形を作ると言う手間が入ります。
そして、出来上がりは・・・おー、見た目はまさフランスパン。表面の硬さも、まさにこれという感じ。ところが、切ってみると・・・あれあれ?? 中身は、食パンじゃね??
3回やって、3回とも同じ。中身はしっかり詰まった食パン。バゲット特有の大きな穴は無いし、パリパリ感もありません。どうも、オートベーカリーの限界のようです。
ちょっと調べてみると、フランスパン、一般にバゲットと呼ばれているパンは、かなり難しいらしい。表面はカリっとして、中は穴が一杯でぱりばりする感じになるためには、普通の食パンとはだいぶ作り方が違うようです。
そもそも、材料も本来は小麦粉、塩、イースト、砂糖というシンプルなもので、ごまかしがきかないようですし、その中でうまく発酵して発生した炭酸ガスと小麦粉のグルテンの出来ぐあいのバランスが微妙らしい。
これは、ちょっとマニア心をくすぐるところ。そこで、バゲットにはこれ、という準強力粉を用意して、レンジの練り機能・発酵機能に頼らず挑戦してみました。
もちろん、初心者向けの教科書を参照しながらですけど、手で練りました。そして、発酵は冷蔵庫の野菜室。低温長時間発酵法というやり方で、イーストに焼いたときに膨らむ体力を残しておく方法です。
とりあえず、出来上がりが上の写真。断面は、いかにもフランスパン、バゲットらしく出来上がりました。
当然、形も悪いし、表面の切り込みの開きも悪いし、100点満点で最低限の合格ラインの60点くらい。でも、レンジまかせで作ったものがせいぜい40点と思えば、格段の進歩です。
こうなると嬉しくなって、調子に乗りたくなるというもの。しばらく、はまりそうです。