中国の暦から伝わり、稲作の文化の一つとして定着したものが節句。江戸時代以降、人日の節句(1月7日)、上巳の節句(3月3日)、端午の節句(5月5日)、七夕の節句(7月7日)、重陽の節句(9月9日)の五節句が公的に決められていました。
3,5,7月は、それぞれ雛祭り、こどもの日、七夕祭りなどと称して、今でも何らかの行事が行われますが、その由来とか説明できる人は少なくなったし、自分もその一人です。
家庭で何かするとなると、1月は七草粥、3月は雛人形を飾る、5月は兜を飾るとかありますけど、本来の節句の意味までは考えたことがありません。
文化の継承は、歴史的に大切なのはわかりますが、時代と共に変遷していく中で何でも残していくというのは難しい。古い物から、忘れられていくことはやむをえない所があります。
あんまり堅苦しく考えてもしょうがないので、今日3月3日は女の子の御祭りで、雛人形を飾り、ちらし寿司を食べるくらいで勘弁してください。