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2022年4月26日火曜日

コールスロー


コールスロー・・・ってイタリアン? という声が聞こえそうなんですが、確かにアメリカンな食べ物かなと思います。

実際、某有名チキン・フライのチェーン店があって、サイドメニューにあるコールスローがめちゃくちゃ旨い。正直、チキンは食べたいと思うことはないのですが、コールスローは食べたくなる。

そもそも古代ローマ時代からあったというコールスローって何? ということなんですが、最初はcold slowかと思っていたりして、冷たくてゆっくりってどういうこと? みたいな。

コールスローはアブラナ科という意味の「cole」とキャベツの千切りという意味の「slaw」が合わさったものだそうで、事前に調味料と合わせてなじませてあるところが特徴のサラダ料理。

キャベツはイタリアでもメジャーな野菜の一つですし、調味料についてもかなり自由度があるようなので、イタリア風にすることは簡単かなと思いました。基本となる作り方は、キャベツの千切りを塩もみして、マヨネーズと和えるというイメージなんですが、それじゃあまりと言えばあまりなんで、もう少しらしくしてみたいと思います。

使う野菜は、何といっても時期的に旬な春キャベツを使います。隙間があるので、ケチケチしないで半分くらいは切っちゃいましょう。多少多くても数日くらいは日持ちするので気にしない。

あまり細く切ってしまうとしなしなになって食感が減ってしまうので、けっこう大ざっぱな切り方でOK。チキン屋さんの味に近づけたいならみじん切りですが、この場合も大きめのみじん切りがお勧めですが、箸では食べにくくなります。

後は何を入れてもよさそうですが、今回は玉ねぎ(1/2個)、にんじん(1/4本)、ピーマン(1個)、キュウリ(1本)、そして少しだけセロリをいれました。これらは脇役なので、薄めのスライス(あるいは千切り)です。玉ねぎとにんじんとくれば、イタリア料理の基本香味野菜トリオとしてセロリが不可欠。

これを全部大きめのボールに入れて、軽めに塩を振ります。全体にまぶして、しばらく放置しておくと野菜から水が出てくるんですが、これを捨てた方が良いという人が多いのですが、せっかくの野菜の旨味なので、この水をドレッシングのベースにしてもいいんじゃないかと思います。

ワインビネガー(なければ米酢でも可) 50ml くらいに、砂糖 大さじ1/2、オリーブオイル 大さじ1くらい。マヨネーズもお好みで入れますが、たくさん入れるとマヨネーズの味ばかりが目立つので少なめがお勧め。味を見て塩を追加。お好みで胡椒。

これを野菜にざっと回しかけたら、上から重しを乗せて1時間くらい放置します。どっちにしてもここでも水がたくさん出てくるので、さすがに多少は捨てて調節した方が良い。

さらにイタリアンにしたければ、野菜としてはバジルやイタリアンパセリを加えたり、ドレッシングにニンニクを追加したりとアレンジはどうにでもなります。もちろんよく入っているハムとかコーンとかを追加してもOKです。

大きなボールに溢れそうだった野菜が、最終的にはラーメン丼に収まっちゃうくらいになりますので、めちゃめちゃ美味しくて二人で一気に食べれてしまいます。