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2022年4月9日土曜日

生パスタの話 2 食べてみよう

自作の生パスタを食べてみました。

卵を使ったデュラム小麦100%の生地は、ほどほどに弾力と歯ごたえがあり、でも乾燥パスタに比べてもちもち感がしっかりあるのが特徴です。どうしても、太めになってしまうので、濃厚なソースとの相性がよさそうです。


まずはジェノベーゼ。バジルのジェノバ・ペーストにからめて、最後にパルミジャーノ・チーズをたっぷり振りかけて和えていくので、パスタにしっかりとソースが合わさります。

本来は細めのリングイネなどと合わせるのが定番とされていますが、バルミジャーノを多めに使ったので、まぁまぁの感じです。シンプルな味のソースなので、パスタの味そのものもよくわかり、食べやすい印象でした。


次は、濃厚なソースと言えばと考えて、ボロネーゼにしてみました。まぁ、当然それなりの美味しさなんですが、ここで思ったのは、普通のスパゲッティとして食べるなら、やはり乾燥パスタを使った方がうまく出来るということ。

こういうロングパスタ風にするなら、費用・労力・時間、どれをとっても乾燥パスタに敵わない。せっかく自家製パスタとしての特徴が半分失われてしまっている感じがします。どうせ、丸い麺にならないのなら、平たいままのパスタにした方が特徴を生かせるのかもしれないと思いました。


そこで作ったのが、きしめんのように平たくて幅のあるパスタ。イタリア南部でフェットチーネ (Fettuccine)、北部でタリアテッレ (Tagliatelle)と呼んでいるもので、幅は5~10mm程度。

平たく延ばした生地を、だいたい1cmくらいの幅で切って作りました。濃厚なトマト・ソースの味付けで、トマトと相性の良い茄子を合わせてみました。

これは、普通の乾燥パスタのスパゲッティなどとは、一味違う食感で、パスタの自己主張もかなり強くなる印象です。幅がある分、出来るだけ薄く延ばした方が美味しいのかと思いました。

後は、思い思いの形に成形したショート・パスタなども、手作りならではのものだと思います。イタリアの家庭では、おばあちゃんやお母さんが、代々受け継がれた独特の形のショート・パスタ料理を作ったりするそうです。