どこの国でも旬な物を食べるというのは食文化の基本。
・・・とは言っても、やや旬な時期が終わろうとしている二つの食材なんですが、一つは菜の花。春を告げる野菜で、ちょっと苦みがあるのが特徴。
もう一つはブリ(鰤)。ブリは「寒鰤」と言われているくらいで、真冬の時期に脂が乗って美味しい。ただし、それは天然物の話で、今は養殖物が安く出回っていて、むしろ夏に向けて美味しくなると言われています。
いずれも、和風な食材ですが、簡単に普通にイタリア風の味付けによく合います。
菜の花は、だいたい15cm程度に揃えてパックに詰められていたりします。さすがにちょっと長いので半分くらいに切って、水でよく洗っておきます。
ブリは普通に網焼きでもいいですし、フライパンで油をひかずにから焼きでもOK。量はそれほどいらないので、余りものでもかまいません。
作り方はまさにペペロンチーノと同じ。
フライパンにオリーブオイル、みじん切りのニンニクを入れ弱火で香りを出します。そこへ輪切りにした鷹の爪をお好みの量いれます。焦げてしまう前に、菜の花を入れ炒めます。
さらに火が通ったブリを手でほぐして入れ、塩で味を整えたら出来上がり。程よい苦味と辛味が癖になる美味しさです。このままパスタと合わせてもOKですね。