2022年4月3日日曜日

フリット・ミスト


フリット・ミスト Fritto misto は、要するにミックス・フライということ。野菜でも構いませんが、やはり定番は魚介だとおもいます。

言うなれば、イタリア風天ぷらです。ただし、それなりに日本の天ぷらとはちょっと違いがあるわけで、そこが洋風になるポイントです。

よくあるフリッターと呼んでいる衣がなめらかに膨らんで丸みを帯びたフライがありますが、あれは衣に卵とか牛乳とかが入っている。

フリットの生地は、小麦粉をまぶす程度のものも紹介されていますが、もうちょっと衣らしい感じにできるレシピを選びました。

その大事な衣の作り方ですが、今回の衣は薄力粉50g+強力粉50gで、多少余りました。どのくらい使うかは、各自で調整してください。

水を180ml入れてだまが無くなるまでよく混ぜます。そこへ塩1.5g。そして大事なのはドライイーストを2gです。30分くらいそのままにしておくと、ドライイーストがガスを出して泡がでてきます。ここが、ふっくら、パリッとなる決め手のところ。

後は、食べたい食材にからめ、高温のオリーブ・オイルで揚げていくだけ。

今回使ったのは、冷凍のムキエビ、帆立の貝柱、茹でたマダコ、牡蠣、そしてヤリイカです。タコとかイカは、衣にくぐらす前に粉を振っておくと、衣が付着しやすい・・・というのですが、やっぱり難しいです。

カキは、どうしても水分が多い食材なので、すぐに食べないとべちゃべちゃになり、揚げ物としてはパン粉をつけたフライが正解のようです。

揚がったら、軽く塩を振って食卓へ。熱くて衣がパリパリのうちに、ビール片手にどんどん食べるのがお勧めです。