2022年4月27日水曜日

セリのフリッタータ


フリッタータ(frittata)は、簡単に言ってしまえばイタリアのオムレツです。

言葉自体は目玉焼きのように卵を「炒める、揚げる(フリット、fritto)」というところから来ていて、オムレツに具材を入れる場合は、中にまとめて卵で挟み込むイメージですが、フリッターターではといた卵に最初から具材を混ぜて焼く感じ。

基本的な作り方は、パルミジャーノを振り入れて溶いた卵の中に火を通したお好みの野菜をたっぷり入れて、塩コショウで味を調えたらしっかり焼くと出来上がり。

今回は、たっぷりのセリを上乗せしてみました。セリはきりたんぽ鍋でも大事な食材ですし、正月7日の七草がゆにも登場するので冬が旬という印象がありますが、実は香りが強くなり伸びてくる4月頃が旬の食材。

卵4個、パルミジャーノの粉末大さじ2杯くらい、塩コショウは適量をよく混ぜ合わせます。今回は火が通っていなくても食べられる小口切りのトマト、スライスした玉ねぎ、イタリアンパセリなどを入れました。

フライパンにオリーブオイルを入れて熱くしたら、これらを流しいれある程度固まってきたら上にセリをどさっと乗せます。セリは湯がいてしまうと香りが減ってしまうので、蓋をして弱火で蒸し焼きにしました。セリがしんなりしたら完成です。

セリの香りが立ち、少しシャキっとした食感が残るので、卵のフワっとした感じとコントラストが出てなかなか美味しい感じに仕上がりました。