2025年4月5日土曜日

SAKURA 2025 @ 茅ケ崎城址公園


今年の桜は、ある程度開花してから1週間。

冷たい雨が降る天気が続いていたので、ずっとせっかくの桜も見栄えの良い物ではありませんでした。

でも、昨日はやっと晴れ間が見えて、この週末は本格的なお花見をする方も多いことと思います。

センター南の茅ケ崎城址公園は、それほど広い公園ではありませんが、まとまって桜が見れるお花見スポットとしておすすめです。

今日のお花見は、ちょっと夕方から天気が怪しいので、明るいうちがおすすめです。

2025年4月4日金曜日

晴れたらいいね (2025)


テレビ東京開局60周年記念として製作されたドラマですが、1月にAmazon Prime Videoで配信されていたので、先日の地上波放送を待たずにすでにご覧になった方も多いかもしれません。原作は藤岡陽子の小説で、多くのヒット作を手掛けた岡田惠和が脚本、深川栄洋が監督をしています。

東京の病院で働く看護師の高橋紗穂(永野芽郁)は、中堅どころで仕事はできますが、もうひとつ生きがいみたいなものを見出せずに、日々の業務をこなしているだけになっていました。特別室に入院している名誉師長の雪乃サエ(倍賞美津子)の担当だった紗穂は、サエの病室にいた時に大きな地震があり気を失ってしまいます。

気がつくと、そこは何と昭和20年のフィリピンのジャングルの中。周りにいるのは、野戦病院で働く仲間たちで、紗穂のことを雪乃サエと呼ぶのでした。サエと一番仲が良い藤原美津(芳根京子)は、何から何まで忘れてしまったかのようなサエを不思議に思い、ついに「顔はサエでもあなたは誰なの?」と尋ねます。

紗穂は実は私は80年後の未来から来た、と美津に話しますが、美津は話を信じるのです。現代の病院とは違って何もない現場で、紗穂は少しずつ仕事に慣れていきます。ある時、何か歌ってと頼まれた紗穂は、当時としてはかわった曲であるドリカムの「晴れたらいいね」を歌いますが、その楽しさは仲間にも伝わるのでした。

病院を統括している軍医の佐治(稲垣吾郎)に、病院を放棄して前線の軍と合流するように命令がおります。佐治は看護婦たちは民間人なので、内地に戻るように言いますが、ただし港まで独力でいくしかないと伝えます。婦長の菅原(江口のり子)は、紗穂、美津らを連れて出発しますが、女性だけでジャングルを抜け崖を上る行軍は過酷なものでした。

ついにもともと足が悪い婦長が動けなくなり、自分を置いて先に進むように言い出します。紗穂は「全員が無事に帰ることが大事なんだから、そんなことは許さない」と声を上げ、「自分は未来から来た。雪乃サエさんは未来で生きているんだから、私といれば絶対に帰れる。皆を守ることが私がここに来た理由だと思います」と説得するのでした。

現代人が戦時中にタイムスリップするという、定番のシチュエーションなんですが、そこに人物の入れ替わりを加えた欲張りな設定がユニークです。

ただし、正直時空移動のきっかけが弱い。映像的に地震で主人公がかなりショックを感じるような状況はいくらでも作れそうなんですが、どこか予算不足? みたいな感じ。実は、主人公が現代に戻るところもあっさりしています。

なので、そこのところはあまり触れないでおきますが、野戦病院の緊迫感というところも、看護婦たちが主役ですからそれほど描かれているとは言えません。「生きて帰る」ことが大事であると言いたいのはわかりますが、国のために死ぬことを厭わない時代ですから、もっと死と隣り合わせの状況を描いてほしかったように思います。

何とか最後まで見れるのは、永野芽郁、芳根京子、江口のり子らの演技の素晴らしさのおかげ。芳根京子は「研修医まどか」とずいぶんと違うキャラを好演していますし、永野芽郁も突然理解できない世界に放り込まれた困惑を見事に演じていますので、ファンの方々は楽しめると思います。

2025年4月3日木曜日

終わりに見た街 (2024)


2024年9月にテレビ朝日で放送されたスペシャル・ドラマです。もともとは、脚本家の山田太一が1981年に発表した小説が原作で、1982年に自らの脚本でドラマ化されました。その後2005年にも、山田太一自身が現代に追加あわせて改変したドラマが放送されています。その間には、舞台劇としても上演されている作品。

今回は宮藤官九郎が、さらに令和の今を反映させた脚本を作り、テレビ朝日出身の片山修が演出を務めています。スマートホンを効果的に使ったりして、いかにも今風のアレンジがなされています。

あまり有名ではない脚本家の田宮太一(大泉洋)は、妻のひかり(吉田羊)、生意気盛りの高校生の信子(藤間み)、小5の稔(今泉雄土哉)、認知症の母親・清子(三田佳子)との五人暮らし。終戦ドラマの脚本を頼まれ、膨大な資料を呼んでいるうちに寝込んでいるうちに雷鳴と共に家ごと昭和19年6月にタイムスリップしてしまうのです。売れない役者の小島敏夫(堤真一)と息子の小島新也(奥智哉)も、一緒にタイムスリップしていました。


小島親子と合流して、付近を探索してしだいに状況が理解してきた太一でしたが、兵隊が突然現れた家を不審に思いやってきます。彼らは逃げ出しますが、家は燃えてしまい愛犬も殺されました。少しずつ時代に適応しようとみんなが努力をし始めるのですが、新也が清子の初恋の人、敏夫の叔父の敏彦に似ていることがわかります。しかし、新也は突然いなくなってしまいます。

11月になり空襲が始まります。太一もこの時代に溶け込むことで精一杯でしたが、未来を知っている太一は3月10日の大空襲で少しでも助かる人を増やそうと、清子を占い師に仕立て、3月10日は逃げるようにふれまわることにします。

深夜に大空襲が始まるという時に、新也が突然戻ってきますが、彼はしばらく見ないうちに戦時思想にすっかり染まっていました。新也は太一や敏夫を非難し、信子や稔までもが「国のために、勝つために行動すべき時だ」と言い出すのです。その時、突然、空襲警報が鳴り響きます。太一は混乱の中で何とか稔の手を取って走り出すのでした。

もともとこの話は読んでも見てもいなかったので、大泉洋主演で、共演が吉田羊という洋羊コンビですから、タイトルに一抹の不安を感じながらも笑って終われるものとたかをくくっていたら大間違いでした。

知らずに見ると、あまりのバッド・エンドに愕然とします。しかし、それは徹底的に戦争というものの理不尽さを訴えるものだと言えそうです。家ごと家族ごとタイムスリップという設定は他では見たことが無い。さすが人気作の多い山田太一、目の付け所が一味も二味も違う。

タイムスリップから戻れてめでたしめでたしで終わると、戦争の悲惨さが薄れてしまうところを、さらなる悲劇で追い打ちをかけるという発想は衝撃的です。大泉洋も出だしだけはしがない中年風情ですが、タイムスリップ後は笑いの要素はゼロで、彼の体験を通して戦争の過酷な状況を現代人の我々に伝えることに徹しています。

もしも未見の方は、再放送の機会があれば、あるいは配信で是非ご覧ください。ただし、その時は襟を正して、ラストシーンまで一瞬たりとも気を抜かずに見ることを強くお勧めします。

2025年4月2日水曜日

恋は雨上がりのように (2018)

いやいや、大泉洋主演で恋愛物って・・・もっとも、冴えない中年男の役なんで、それはそれでいいんですが、それが女子高生にもてるという、なんとも不思議なシチュエーション。原作は眉月じゅん原作の漫画。監督は「帝一の國」の永井聡、脚本は「フォルトゥナの瞳」の坂口理子。

橘あきら(小松菜奈)は、母親のともよ(吉田羊)と二人暮らしの17歳。陸上部の短距離の有望な選手でしたが、練習中にアキレス腱断裂を起こし、もとからの寡黙な性格に磨きがかかってしまいます。やたらとアタックしてくる同級生の吉澤(葉山奨之)とは同じファミレスでバイトをしていていますが、そこの店長は冴えない中年男でばつ一で子持ちの近藤正己(大泉洋)でした。

ケガをした日に店に入った時、近藤がすごく優しくしてくれたことから、あきらは近藤の事が好きになってバイトに入ったのです。ある日、忘れ物をした店の客を走って追いかけたあきらは、まだ完治していない足を痛めてしまいました。心配した近藤はあきらを病院に連れて行きますが、ついにあきらは近藤に「好きです」と告白してしまいます。

一度口にしたら、あきらはどんどん積極的にアプローチするのですが、近藤はなかなか気を許してくれません。ずっと一緒に陸上をやってきた親友のはるか(清野菜名)は、あきらのことをずっと心配していましたが、たまたま近藤に対して楽し気に笑っているのを見てショックを受け、喧嘩別れしてしまうのです。

近藤は、学生の頃に同人誌仲間で、今は売れっ子小説家になった九条ちひろ(戸次重幸)と久しぶりに会います。近藤は、すぐに学生時代に戻れる自分に気がつきます。近藤は、あきらに「ともだちをあきらめたら、ずっと立ち止まったままになってしまうよ」と話します。あきらに憧れて自分もアキレス腱断裂から立ち直った倉田みずき(山本舞香)も、あきらに陸上に戻るように迫ります。

バイト仲間の加瀬(磯村勇斗)はあきらの想いに気がついていて、「あまり店長を追い詰めるな。君は無くした楽しさを求めているんだろうけど、店長は何とかその楽しさを思い出させてあげようとしている」と話します。あきらは雨の中、近藤のアパートに走るのです。

恋愛物が苦手・・・っていうか、見てて何か体がかゆくなっちゃう自分でも、安心して最後まで見れる映画でした。何しろ主役が大泉洋ですから・・・って本人に怒られてしまいますが、ダメダメ中年の大泉洋が、だんだんすごくいい人に見えてくるので不思議です。

中年男と高校生じゃ、はたから見れば援助交際とかにしかならなさそうなんで、女子高生をうまいことまっすぐな道に戻してあげる大泉洋はかっこいい。もちろんそれだけではなく、女子高生のおかげで、あきらめていた夢にもう一度立ち向かう力を逆にもらう中年に拍手したくなるというところでしょうか。

あきらと近藤の会話をする場面はいつも雨が降っているのですが、雨がやんできらきらと光る地面に新しい何かが産まれているというタイトルなのかなと思います。多少ストーリー展開は早めで、たくさんいる登場人物を整理しきれていない感じはありますが、110分という時間制限のある中では、ぎりぎりセーフというところでしょうか。

2025年4月1日火曜日

SAKURA 2025 @ 早渕川 此岸


4月1日、新年度、新学期の始まり。エイプリル・フールです。

クリニック裏の早渕川の川岸のこっち側。

向こう側と比べると、ボリューム感はやや劣りますが、ソメイヨシノが満開となりました。

ただ、天気がいまいちで気温も低くて、いわゆる「花冷え」ですから、盛り上がりに欠けるのはしょうがない。

でも、その影響は開花期間を長引かせて、楽しめるチャンスが増えることにつながるのかもしれないので、必ずしも悪いことではありません。