アヒージョ(ajillo)は、伝統的なスペイン料理の一つで、食材とニンニクをオリーブオイルで煮込んだもの。
食材の種類は多岐にわたりますが、日本ではシーフードを使用したものが一般的です。エビ、イカ、タコ、貝類などを入れると、食材からの水分と塩気に加えて最高のダシが出て、ほとんど何も加えなくてもメチャメチャ旨い。
今回は野菜メインのアヒージョをやってみました。
ただし、野菜だけだとダシが物足りないので、あくまで味だし用のシーフードとして、少量のヤリイカ、ムキエビ、ホンビノス貝を使っています。
入れた野菜は、ブロッコリー、オクラ、アスパラガス、トマト、ジャガイモ、ピーマン、エリンギ、マッシュルームなどです。煮崩れしない野菜なら何でもOKだと思いますが、特にトマトは天然の「味の素」ですから必須です。
入れたニンニクは3片ほどで、鷹の爪を少量使いました。さすがに味が弱いので、少量の塩を加えました。オリーブオイルは、全体がつかるほど入れるとすごい量になってしまうので、下1/3ほどが漬かるほどにしています。
食材の食感を残るくらいが美味しいので、5~10分ほどで火にかければ出来上がり。薄切りにしたバゲットを用意して、ワインと一緒に食べれば最高のひと時です。