2026年1月28日水曜日
B'z LIVE-GYM 2022 -Highway X- (2022)
B'zは何しろ二人組ですから、スタジオではいろいろ仲間を集めてレコーディングできても、ライブともなればサポート・メンバーは絶対に必要になります。大まかにサポメンの変遷をまとめてみましょう(誰も興味ないかもしれませんが)。
ごく初期のライブではManipulator として明石昌夫が参加し、ドラムは阿部薫、そしてキーボードには紅一点の広本葉子が加わっていました。初期のDVDでは、まさに「ビーイング系」のモダン・ポップなステージを行なっていました。1990年からはドラムが田中一光に交代し、明石昌夫がベースを担当するようになり、しだいにロック色が強くなっています。
1993年にキーボードが増田隆宜になり、1995年から1997年にはドラムはDENNY FONGHEISERが担当しました。1998年には、メンバーを一新して、黒瀬蛙一(ドラム)、大島康祐(キーボード)、徳永暁人(ベース)という構成。2002年に増田隆宣が復帰し、ベースには BILLY SHEEHAN、そしてドラムにSHANE GAALAASが初登場します。
2003年にベースのBARRY SPARKSが加入し、初めてセカンド・ギターとして大田紳一郎が起用され、B'zの現在に至るサウンドの基盤が出来上がります。そして2011年からギターが大神好修に交代し、2018まで続く増田・大賀・スパークス・ガラースという鉄壁の布陣が続くことになります。
しかし、しだいに安定感からマンネリを感じ始めたB'zの二人は、2019年にサポート・メンバーの総入れ替えを断行します。ギターにYukihide"YT"Takiyamaを迎え、ドラムはBRIAN TICHY、キーボードにはSAM POMANTI、そしてベースは新進気鋭の女性ベーシストMOHINI DEYを迎えたのでした。
しかし、コロナ渦になり、外国人の起用が制限されたこともあって、2022年のツアーでは、ドラムに青山英樹、キーボードに川村ケン、そしてベースは清(きよし)が起用されます。清は注目度の高い日本人女性ベーシストです。2024年の大晦日の紅白出演もこのメンバーで行われました。なお、今年行われるツアーでは、ドラムにSHANE GAALAASが復帰します。近年は、以前からB'zの音作りに関わってきたYukihide"YT"Takiyamaの力がかなり大きくなっているようです。
最新の映像作品は2023年のLIVE-GYM Preasure "STARS"で、現在のサポートメンバーによるステージです。Preasureツアーらしくヒット曲のオンパレードで、正直手慣れた感じで無難に進行する感は否めない。
今のB'zサウンドを体感するには、2022年のアルバム「Highway X」をフィーチャーしたLIVE-GYMがおすすめです。ヒット曲に頼らず、初めてのメンバーによるツアーだったので、全体に緊張感があります。それでもミナトミライでの千秋楽の映像なので、バンドとしての一体感も出ているところがさすがです。
大賀に劣らないYTのギターは、しっかりと松本のギター・サウンドに絡みついていきます。清のベースも安定していて、ソロでは華があり楽しめます。60代に入った松本とぎり50代の稲葉ですが、まだまだ往年の元気いっぱいのステージを繰り広げます。
コロナ禍はまだ続いている時期で、観客はマスク着用・歓声禁止などの制約があるものの、メンバー全員が人前で演奏できる幸せを感じている様子がうかがえ、十二分に楽しむことができるとステージだと思います。
