2026年1月26日月曜日
B'z ROCK IN JAPAN FESTIVAL (2017)
長年、第一線で活躍しているB'zですから、一定数の熱烈なファンはいるわけですが、実は批評家からの評価は意外と高くない・・・と言っても、ほぼ渋谷陽一氏だけの話。
渋谷陽一は、昨年亡くなりましたが、日本のロック評論家としては元祖・本家と言っても過言ではないくらいの存在でした。1972年にロック音楽専門の「rockin' on」を創刊し、日本のロックの発展に大きく寄与しました。
自分も、創刊すぐの頃にしばらく購読していたことがありますが、正直渋谷陽一の個人的意見なので、参考になることもあれば、むしろ押し付けすぎと感じることもあり、嗜好がジャズに移ったこともあって手に取ることはなくなりました。
「rockin' on」紙上では、実はB'zはほとんど取り上げられたことが無いらしい。渋谷陽一がB'zを嫌っていたとまでは言わないまでも、少なくとも好きでは無かったようです。B'z側としては、それなりに権威を持った「rockin' on」が、自分たちを徹底的に無視していると感じたことは想像に難くない。
渋谷陽一らが主導して2000年に始まった「ROCK IN JAPAN」は、日本を代表するアーティストが出演する野外イベントとして定着したもので、もともと出演者も渋谷氏の好みが反映される傾向がありました。ただし、ゆず、平井堅、森山直太朗、一青窈、perfume、さらにはきゃりーぱみゅぱみゅまで出演していて、かなり混沌としたフェスと言えなくもない。
当然、日本を代表するロック・ユニットであるB'zは、はじめから出演してもおかしくないところなんですが、いろいろな感情的なもつれからなのか、今まで出演したのは2017年の一度だけ。その時のライブは、アルバム「DINOSAUR」の初回限定盤に丸ごと収録されたBluray(またはDVD)が付属していて見ることができます。
2017年8月5日、茨城県の国営ひたち海浜公園の野外ステージは、見渡す限り人、人、人・・・という状態で、一番後ろはどこなのかよくわからない状態です。稲葉浩志は、「こんなにすごい光景が見れるなら、もっと早く来れば良かった」と言っているので、出演依頼があってもB'z側が拒んでいたのかもしれません。
全11曲、約1時間のステージですが、とにかくヒット曲の連続で盛り上がりが途切れることのない演出無しの緊密なステージは見ものです。サポートは鉄壁の増田隆宣(キーボード)、大賀好修(ギター)、バリー・スパークス(ベース)、シェーン・ガラース(ドラム)で、バンドとしての完成度は完璧です。
単独の商品として販売はされていないのですが、この時期のベスト・パフォーマンスと言いたくなるほど素晴らしいステージです。これを見るためだけに初回限定盤アルバムを買っても、絶対に損はしません。
