2025年9月30日火曜日

資格確認書と資格情報通知書


資格情報通知書というものが郵送されてきました。

比較的厚いA4サイズで、マイナンバーカードに健康保険証を紐づけした、いわゆる「マイナ保険証」を所有している方に送られてくるものです。

この通知書だけでは保険診療を受けることはできません。ただし、マイナ保険証の読み取りなどに不具合が生じた場合には、マイナ保険証と通知書をセットにして提示していただければ健康保険扱いができます。

とはいっても、これを持ち歩くというのは現実的ではないので、あまり利用価値は感じられないというのが正直なところです。

マイナ保険証を所持していない方には、資格確認書というものが送付されているはずです。呼び名が似ていて間違いやすいので、何か他のネーミングにしようと考えなかったのでしょうか。

資格確認書は従来のキャッシュカード大の保険証と、ほぼ同じ外観です。まさに、これなら今までの保険証でいいじゃないかと思うのが当たり前。せめて、呼び名は資格確認カードくらいにしてくれればわかりやすい。

マイナ保険証を持っていても、暗証番号を忘れたり、そもそもカードリーダーの操作が不可能という場合には、マイナンバーカードの写真などを見て、医療機関側が目視確認する方法も提供されていて、もう何でもありみたいな感じになっています。

ただし、目視確認はいちいちリーダーの設定を変更しなければならず、受付業務としては非常に煩雑なためとてもおいそれと対応できるものではありません。

何にしても、様々な混乱はまだまだずっと続くんでしょうね・・・・

2025年9月29日月曜日

ラッキーセブン (2012)


大泉洋の連続テレビドラマのレギュラー出演は、2005年の「救命病棟24時 Season 3」から始まり、2007年「暴れん坊ママ」で準主役、そして2008年「赤鼻のセンセイ」では主役と言う具合に出世しました。そして、2010年にはついにNHK大河ドラマ「龍馬伝」で重要な役を演じるまでになっています。2012年のこのドラマでは、主役の嵐の松本潤人気で大ヒットしましたが、準主役として瑛太と共にチームをまとめるそこそこ大事な配役を得ています。

もう一点、注目したいのは脚本チームの中心になったのが野木亜紀子というところ。2010年に脚本家デビューし、実質的にプロの脚本家として初めて参加したのがこのドラマで、全10話のうち7話に関与しています。すでに、スピーディな展開と、各登場人物のキャラクターが実に魅力的に描かれています。

北品川のラッキー探偵社は、社長が藤崎瞳子(松嶋菜々子)で、開業から瞳子をサポートする筑紫昌義(角野卓造)、ベテランの旭淳平(大泉洋)、武術の達人であり理系知識も豊富な新田輝(瑛太)、サバサバした女探偵の水野飛鳥(仲里依紗)、そして事務員ですがデジタル系に強い茅野メイ(入来茉里)というメンバー。

フリーターでセレブな女性と付き合ってヒモみたいな生活をしていた時多駿太郎(松本潤)は、ラッキー探偵社の素行調査にひっかかり金づるを失ったことで、探偵社に怒鳴り込んできますが、逆に瞳子に探偵としてスカウトされるのでした。

調査して終わりじゃ満足できない駿太郎に影響されて、問題の解決にも力を貸すようになり、チームはちぐはぐながら少しずつまとまっていくのでした。

瞳子の父は弁護士でしたが、今では大会社になった八神コーポレーションの16年前の地域開発の不正を暴こうとして、謎の死を遂げていたのです。八神の犯罪の証拠となる父の手帳を巡って、八神の手のうちの者が暗躍し始めたため、チームにも事情が知られたことで、彼らは一致団結して巨悪に立ち向かうことになるのでした。

やっぱり松本潤は喧嘩はそこそこ強いハンサム担当。瑛太とは事あるごとにぶつかり合うのですが、力では武闘派の新田に軍配が上がります。大泉の役どころはコメディ担当ですが、チームをまとめる係であり、時々はアクションも披露します。また警察の女性刑事(吹石一恵)との間に、ドラマの中で唯一のプチ・ラブラブ・パートも担当する美味しい役所です。

まぁ、大泉洋目当てでみるドラマではありませんけど、ドラマとしての完成度の高さは十分に評価されますし、松潤・瑛太のアクションも堪能できるのでお勧めです。

2025年9月28日日曜日

赤鼻のセンセイ (2009)


北海道のローカル・タレントとしては、知名度・人気が抜群に高くなったTEAM NACSのメンバーたちでしたが、2004年に初めて東京に進出し、大手芸能事務所AMUSEに所属して北海道以外でも活躍を始めました。

TEAM NACS の「切り込み隊長」、「広告塔」、「客寄せパンダ」と言えば大泉洋。瞬く間に、地上波テレビ・ドラマに出演するようになり、2008年には「アフター・スクール」で映画の初主演を果たしました。そして連続ドラマで初めて主演に起用されたのが、2009年の日本テレビのこのドラマでした。

脚本は2006年以降、大泉洋とのテレビの仕事が多い土田英生が中心となって作られていますが、モデルとなったのは昭和医科大学の院内学級を支えている副島賢和氏で、「あかはなそえじ先生」と呼ばれて病気のこどもたちから親しまれています。

石原参太朗(大泉洋)は、家電量販店の仕事をクビになっているところに、恩のある桜山総合病院の前院長(神山繁)から病院内の学校の先生に誘われます。病院の院内学級の責任者は太川絹(小林聡美)、美術担当は権田(光石研)、音楽担当は西森(平岩紙)らがいて、病気で長期療養しているこどもたの勉強を見ていました。現院長はおおらかな桜山真(上川隆也)で、小児科には若手医師で責任感が強い七瀬遥華(香椎由宇)、物静かな遠野(高橋努)医師がいました。

院内学級を利用している最年長は中学3年生の八重樫(神木龍之介)で、慢性の難治性小児喘息で長期入院を余儀なくされ、志望する高校からは受験を拒否されてしまいます。中学2年生の和田雅樹(須賀健太)は、重症の白血病。同じ中2の田中香(高良光莉)も慢性腎臓病により、退院の目途がたちませんでした。

院長の真は自らつなぎと言い、兄の優秀な幸一がアメリカから帰国すると、院内学級は不要と考えている幸一が院長になってNICU (新生児集中治療室)設置のため教室は閉鎖されることになると言うのです。

新米教師の参太朗は鼻に赤いボールをつけて、オヤジギャグを飛ばし、空気を読まず突進するためいろいろと問題を起こしますが、少しずつこどもたちも心を開くようになり、自らも命と向き合う彼らから多くの事を学んで成長していくのです。

病気で苦しむこどもたち・・・というのは、描き方によってはかなり重苦しいテーマなんですが、登場する人々全員が「明日を信じて」成長していく前向きのストーリーは、ベタですど素直に感動して共感できる。

初めて連続ドラマの座長をした大泉洋にとっても、比較的入りやすい役柄だったのではないでしょうか。そもそも、大泉をよく知る土田が最初から脚本を大泉に当て書きしたのだろうと思います。

小林聡美も参太朗に困りつつも見守り、必要な時は遠回しにアドバイスする先輩教師を好演しています。ただし太川先生の描き方だけは中途半端なところがあり、彼女の過去の話について途中で放棄してしまった感があるのは残念なところです。

参太朗は「人は笑うために生きている」という信念をもっていて、オリジナルなのか出典があるのかわかりませんでしたが、確かに「名言」だと思います。笑うことは大きな呼吸をして横隔膜を動かし、全身の血流が良くなることは明白で、新陳代謝を促し病気に対して良い方向に向かせるのです。

2025年9月27日土曜日

カメヤ演芸場物語 (2004)

これは、2004年11月に行われたイナダ組の第29回公演で、TEAM NACSと掛け持ちをしていた大泉洋、音尾琢真はイナダ組での最後の舞台になりました。森崎博之は2006年の本作の続編にも客演しています。

浅草の亀屋という演芸場に集う人々の人情味あふれる群像劇であり、大変よくできたストーリーです。時は1970年頃の高度経済成長期で、若者の一部は体制打破を目指した学生運動に身を投じていた時代の日本です。

亀屋演芸場の支配人は佐竹(森崎博之)、事務をしているのは御所河原(山村素絵)、芸人をめざしている夏目(飯野智行)が進行係です。楽屋に出番を待つのは、やたらと高座に出たがる落語家の出船亭金朝(川井"J"竜輔)、若手のトリオ・ザ・ハイセンスの石崎(岩尾亮)、クニ(江田由紀浩)、チー子(小島達子)の三人、そしてベテラン夫婦漫才のロマン(大泉洋)・カレン(棚田佳奈子)たちです。

ロマンは酒浸りで、カレンとの間に喧嘩が絶えません。石崎は芸に真剣に取り組んでいて、真面目にネタを覚えず稽古もしないクニに厳しく当たります。そこへ、学生運動家の一斉検挙を逃れてきた秋田徹郎(音尾琢真)が逃げ込んできます。この際だから、ほとぼりが冷めるまで夏目と組んで漫才をするようにロマンから勧められます。

石崎からそんな甘いもんじゃないと言われた秋田は、意地になって夏目と漫才をしているうちに、しだいにここにも一生懸命になれるものがあることに気がつきます。酒に飲まれていたロマンは、カレンが病気で倒れたことで酒をやめてカレンをつきっきりで看病するようになりました。

ネタが飛んで途中で舞台を降りてしまったクニに石崎は激怒して、トリオ・ザ・ハイセンスはついに空中分解してしまいます。自分の余命を悟ったカレンは、チー子にカレンを継いでほしいと言い、自分の芸のすべてをチー子に教え込むのでした。

そして、二代目カレン襲名披露の日、カレンは無理を押して楽屋にやってきます。しかし、一人きりになって面白くないクニが、秋田のことを警察に知らせたため、刑事と警察が踏み込んでくるのです。佐竹らが今日のステージがどれほど大事か必死で説明し、これだけはやらせてほしいと頼み込み、前座の秋田と夏目はステージに向かいます。

ロマンは、初めてカレンと上がったステージのことを思い出していました。ロマンの話を聞きながら、カレンは静かに息を引き取るのです。ロマンは「さぁ、しっかりと聞いていてくれよ」と言うと、チー子を連れ立ってステージに向かうのでした。

よくあるストーリーなのかもしれませんが、目標は違っても何かに向かって熱くなる人々がたくさんいた時代の空気を、とてもうまく描き出した舞台だと思いました。笑うところはそこそこありますが、かなりTEAM NACSの三人に頼っているところはちょっと残念かもしれません。

2002年には、似たようなテイストの「亀屋ミュージック劇場」を上演しており、2020年には本作を再演をしていますが、そこでロマン演じたのは「水曜どうでしょう」ディレクターの藤村忠寿というのが興味深い。作者の稲田博にとっては、それなりに思い入れがあるように思います。

年に2本のペースで舞台を行っていたイナダ組に、大学卒業前から在籍していたTEAM NACSの面々にとって、ここでの経験は演技者として大きく成長する糧になったことは間違いありません。

2025年9月26日金曜日

TKG


TKG・・・と言えば、まぁ、普通は「卵かけ御飯 (Tamago Kake Gohan)」というのが、世間の相場となっている。

いゃ、もちろん好きですよ、TKG。

大好きな方はかなりの高級卵をチョイスするようです。

中にはかけるタレなんかに、ものすごくこだわる方もいらっしゃるわけですが、自分的にはこどもの頃から大好きだったTKGはこちら。

豆腐かけ御飯 (Tofu Kake Gohan)です。

絹ごし豆腐をぐちゃぐちゃに潰してご飯と混ぜる・・・と言うと、何か汚い感じがしますけど、卵の場合だって同じです。ご飯の白和えと言えば耳障りがいい感じです。

豆腐の味噌汁だったりすると、わざわざ豆腐を取り出してTKGにすることもありました。

タレは醤油オンリーで十分。変に凝ったりすると、せっかくの豆腐の美味しさが半減してしまいます。

卵はずいぶんと価格が上がってしまったので、6個入りの物だと安いものを探しても1個40円くらいはします。豆腐は小ぶりの150g×3個パックが99円。1パックで十分ですから、1食33円ですむのも嬉しい。

これからはTKGと言えばこちら、となる・・・わけはないかな。

2025年9月25日木曜日

国勢調査2025


5年に一度の国勢調査が始まっています。

国勢調査は統計法という法律に基づいて、国籍を問わず日本に居住しているすべての人(世帯)に回答義務があります。

昔は一般から募集された調査員の方が、一軒一軒に回答書を配布し、かつ回収するという方法が取られていました。

うちの家内も調査員をしたことがあるのですが、何度も何度も訪問しなければならなくなり、なおかついろいろと文句も言われて苦労していました。

今はインターネットのサイトから回答が出来るので、調査員の方もだいぶ楽になったのではないでしょうか。スマートホンでもQRコードから回答可能です。

なお、メールで回答依頼が来る場合がありますが、少なくともメールで回答依頼してくることは絶対に無いのですべて詐欺メールなので注意が必要です。

実際、オンラインでの回答をしてみると、実に簡単で時間も数分間で終わりました。あれっ? こんなに少しだっけ、という感じ。

どう考えても、日本という国が以前のような勢いが無くなってきている中で、調査の結果でそれが明らかになるのかもしれません。

それでも、その中で課題を整理してより良い国作りに役立てる大事な資料になることを願うばかりです。なお回答期限は10月8日となっています。

よれよれになってきた与党、自由民主党の総裁選挙が始まりましたが、現状では総裁が自動的に総理大臣になるのでしょうから、一般国民には投票権はありませんが無視してもらいたくないと思います。

新総裁、新総理大臣には、国勢調査の結果をしっかり吟味してもらいたいものです。

2025年9月24日水曜日

お彼岸


暑さ寒さも彼岸まで・・・

まだ、このフレーズは生きているようです。

夏は灼熱地獄のようになった日本列島ですが、彼岸の入りになって急に朝は気温が下がりました。日中も湿度が下がって、30度近くなっても、暑さがしのぎやすくなったと思います。

昨日は秋分の日、秋のお彼岸の中日で、朝から恒例となっている墓参り・墓掃除に行ってきました。

空を見上げると、まぁ、見事な鰯雲。

まさに天高く、秋の空と言わんばかりの光景が広がっていました。

まだまだ、四季を感じることができることに、ちょっとだけ嬉しくなっりました。

2025年9月23日火曜日

アルプス (2004)

真面目に調べていないので間違っているかもしれませんが、TEAM NACS以外での舞台の数は大泉洋が一番多い。ただし、自作の舞台と言うことになると、おそらく戸次重幸が最も多いだろうと思います。TEAM NACSの本公演では、2000年の短編「通販番組」と2003年の「ミハル」がありますが、2007年のTEAM NACS SOLO PROJECT以前に、3本の自作・自演出公演をおこなっています。

この公演は「ロックメン」と呼ぶ札幌で活動する各劇団のメンバーで結成した演劇ユニットによる「旗揚げ公演」として行われた、戸次重幸の作・演出の舞台です。ただし、旗揚げとなっていますが、その後は活動実績はありません。メンバーは戸次以外は、劇団イナダ組から川井"J"竜輔と江田由紀浩、ff男盛りレコーズの岩尾亮、劇団RUSHの高橋逸人、そして劇団深想達嘘の城谷歩の男性6人組です。

夏だというのに、日本アルプスの3000m級の高山の頂上付近は天候か急変して猛吹雪となりました。山田登(岩尾亮)は、山小屋に飛び込んできますが誰もいる気配がありません。そこへ山川進(江田由起浩)、さらに年配の山浪歩(城谷歩)、武道修行中の山上生(川井"J"竜輔と)が避難してきます。

彼らは暖を取りたいのですが、火をつけるものを持ち合わせていない。その時、奥の部屋から全身白い毛むくじゃらのイエティ(戸次重幸)が飛び出してくる。イエティは何と言葉がわかるらしい。しかも、マッチを持っていて人間たちをからかうように無駄に燃やしてしまうのです。山上が飛びかかると、このイエティは意外と弱い。

そこに登場したのは自信が持てない修験者の山出修(高橋逸人)で、今度こそイエティに勝つと意気込むのです。だいぶ前から、何度か勝負を挑んでいたのですが、勝ったためしがないらしい。でも幸いなことに山出はライターを持っていました。山田が暖炉の薪に火をつけようとした時、イエティは「やめといた方がいいよ」と言います。イエティの言うことを無視して火をつけた途端、まぶしいくらいの光が発せられ、山小屋は時空を超えて次元を移動してしまうのです。

基本的に、遭難して山小屋に集まった者たちが、時空トラベルに巻き込まれるというシチュエーション・コメディであり、ドタバタ感が強い作品です。一応、仲間となったらお互いを思いやり大事にするというメッセージはあることはありますが、その主張は薄めで個々の欲望が優先されている部分が目立ちます。

ですから、あまり深く考えずに単なるコメディとして楽しめばいい。戸次目当てで見ると、なかなか登場しないので、ファンの方は辛抱強く待つ必要があります。それぞれの演技は安定していますが、イナダ組の二人は経験値が高いように思います。ユニット名の「ロックメン」は、メンバーの岩尾が「岩男」になって英語になったところから来ています。

ちょっと気になるのは舞台の広さ。この手の話を展開するには広すぎるような感じがします。広い一室だけで、やや閑散とした感じ。音声だけで伝える隣の部屋で起こることは、けっこう重要な部分なので、上手1/4を隣室、下て1/4を屋外とかにして使うのもよかったように思います。ただ、予算はだいぶ増えてしまいますけどね。

2025年9月22日月曜日

ESCAPER〜探し続けていた場所 (1999)

1999年3月に、戸次重幸と音尾琢真が大学を卒業しましたが、この公演のため彼らは卒業式に出席しませんでした。これでTEAM NACSのメンバー全員学生ではなくなりました。この第5回公演は、リーダー森崎博之が初めて、完全フィクションとして作り上げたもので、冒険公演と呼ばれました。

客演は初期のTEAM NACSではお馴染みの3人。劇団イナダ組から川井"J"竜輔と小島達子、そして劇団SKグループから小山めぐみが参加しています。劇団SKグループは、戸次らと同期の北海道学園大学演劇研究会のすがの公が、1998年に立ち上げた演劇ユニットです。イナダ組ともメンバーの交流が深く、当時の札幌演劇界を盛り上げていました。

舞台となるのは、近未来の地球。多くの地域が砂漠化し、そのゴミ溜めのような土地の中にエンジャイルと呼ばれる死刑囚だけを集めた刑務所がありました。そこへ新たな囚人として送られてきたタクマは、囚人たち自身で娯楽を提供するチェリーさくらんぼ劇団に入ることになります。

チェリーサクランボのリーダーはモリサキ、こどもとの再会だけを夢見るシゲ、収監されて40年たつ最古参のオオイズミ、変態芸が得意なヤスケン、そして女囚のメグミとタツコで、誰もが大量殺人の罪を犯していました。

一方、別の時間軸では、時は現代。メグミはヤスケンとの婚約を発表するために、家にタツコ、オオイズミ、シゲ、タクマらの友人たちを招待しました。扉を開けると隣の部屋からヤスケンが飛び出るサプライズのはずでしたが、そこにいたのは緑のジャージのJでした。Jが静かに退場すると、その後にはヤスケンが死んでいたのです。

エンジャイルでは、チェリーさくらんぼによるショーが行われ大盛況でした。そこへ現れたのは、モリサキへの暴力行為で半年間懲罰房に入っていたJで、彼は「次のショーを楽しみにしている」と言って去っていきます。そして、看守に頼んだこどもへの手紙が捨てられているを発見したシゲは、怒りに震えるのです。

看守がシゲが脱走したことを報告します。そして、新たに看守のJが派遣されてきます。看守のJは何故かタクマを探しているのです。ほどなくシゲの遺体が発見され、チェリーさくらんぼは解散命令を受けてしまいます。

部屋を片付けていたメグミが扉を開くと、死んだはずのヤスケン、そして緑のジャージのJが現れメグミは腰を抜かすのです。実は緑のジャージのJは死神で、明日死ぬはずだったヤスケンを間違えて早くに死なせてしまったので、とりあえず生き返しておいたと言うのです。ヤスケンとメグミは、二人の最後の夜を過ごすのでした。

チェリーさくらんぼは最後の公演の練習をしていると、看守が登場しタクマの死刑執行命令を読み上げます。連れていかれるタクマをみつめていたのは、緑のジャージのJでした。モリサキは、全力でエスケーパー(脱獄して逃げる人)の劇を始めるのです。看守のシゲはエンジャイルの囚人の扱い方に疑問を抱いていたので、タクマを逃がしますが、所長のオオイズミは看守のシゲにタクマを射殺することを命令するのでした。

時空の異なる2つの場所でストーリーが進行するのですが、7人の俳優のうち両方の場所で同じ役をするのは川井"J"竜輔だけです。他の6人は、全員が看守であり、囚人であり、そして現代の人々を演じますが、それぞれの直接的な関連はありません。

それぞれのストーリーだけなら珍しいものではないかもしれませんが、死神というたった「一人」の存在をかませることで、生きることの大切さを両方からリンクさせていくというのは、森崎博之の「天才」的な発想によるものです。

また、舞台装置を初めて立体的に組み、3次元的な高低・奥行きを利用した森崎の演出も冴え渡っています。チェリーさくらんぼのショーで歌われるのはTHE BOOMの「気球に乗って」で、音尾のギターと森崎のハーモニカの伴奏で全員で歌い上げます。そして、その直後の安田の狂気はほとんどアドリブで行われているようで、舞台にいた全員がマジで笑い出している。まさに「変態安田」ここにありというエネルギーの爆発が見事です。

最後のシーンも、ステージを2つに割って照明の色を変え、左はチェリーさくらんぼの脱獄の芝居、右には実際に脱獄するオトオの行動をリンクさせるところは唸ってしまいます。そして、結末はまったく反対になる演出もさすがだと思いました。

まだまだ新米の演劇集団にもかかわらず、札幌の2か所で全20ステージを行い、そのほぼすべてを満席にするというのは、人気が先行しているだけでなく、見事なチーム・ダンスなどを含めてエンターテインメントとしての完成度がスバ抜けていることを実感できるものでした。

2025年9月21日日曜日

スマホでマイナ保険証 (運用中)


先頃お知らせした「スマホでマイナ保険証」は、無事に設定が終了し、国がシステムを開放した9月19日から当クリニックでは利用可能となりました。

昨日、初めてスマートホンで受診した患者さんがお一人いらっしゃいましたが、特に問題なく健康保険情報を確認することができました。

マイナンバーカードを利用する方法と比べて、特別に変わったことは無く、どちらを選ぶかは各人の好みです。スマートホンだから、より簡単というわけではありません。

スタート画面で「スマートフォンを利用」を選ぶと、AndroidあるいはiPhoneの機種選択画面になります。スマートホンで生体認証(FaceIDあるいは指紋認証など)を行うか、各自が設定した4桁の暗証番号を入力し、その後専用リーダーにスマートホンを近づけます。

重要な注意事項

事前準備であるスマートホンにマイナ保険証を搭載する方法については、当院ではご案内できません。個人情報の問題と、機種によって多少違いがあるため、医療機関側では対応できませんので、「スマホでマイナ保険証」を利用したい方は来院前に必ず各自で準備を完了して下さい。


厚生労働省からの案内

マイナンバーカードの健康保険証利用方法
スマートフォンのマイナ保険証利用について 



2025年9月20日土曜日

へのへのもへじ


どこで覚えたものか・・・たぶん、小学生の頃かもしれません。

へ・の・へ・の・も・へ・じ・・・

順番に平仮名を紙の上に書いていくと、あらあら不思議、人の顔になっちゃいます。

これはいつから広まったものかは謎だそうで、はっきりした起源はわかっていません。

おそらく、関西が発祥で、江戸時代のなかばに関東に伝わったらしい。

文字で絵を描くという文化は、遡ること平安時代からあったらしい。貴族たちの洒落た戯れの文化です。

しだいに庶民の娯楽として、ギャグ化したものの一つが「へのへのもへじ」だと考えられています。

江戸の浮世絵師として有名な歌川広重(1797~1858)が1848年に発行された「新法狂字図句画」という本の中に「へのへのもへいじ」と題した戯画があるのが有名。


確かにきゅっと結んだ唇の下の皮膚のしわが、まさに「い」になっている。しかも、この人は侍かそこそこの商人みたいで、「茂平治」さんということなんでしょうか。

ゆとりが無いと、このような遊び心は生まれてこないもの。今だと、パソコンのキーを叩いて絵を作るのに通じるかもしれませんね。

(^_^) (*´ω`*) (*´▽`*) (≧▽≦) (๑˃́ꇴ˂̀๑) (^∀^)

2025年9月19日金曜日

ライナス (2003)

稲田博は1960年生まれ、函館市出身。1990年に鈴井貴之と劇団OOPARTSを旗揚げし、1992年に独立して劇団イナダ組を立ち上げました。北海道学園大学の演劇研究会の会員も自然とイナダ組の公演に参加するようになり、TEAM NACSの安田顕以外は一時劇団員として活動することになります(安田はOOPARTSに所属)。

1996年に予定していた公演が中止になったため、急遽代わりに森崎博之と安田顕の大学卒業を記念した公演を行うことになり、TEAM NACSが結成され旗揚げ解散公演「LETTER〜変わり続けるベクトルの障壁」が行われたのです。森崎博之、大泉洋、戸次重幸、音尾琢真の4人は、TEAM NACSが東京進出するまで、並行してイナダ組の組員としての活動も行っていました。

本作は2003年夏の第26回公演の舞台で、稲田博の作・演出によるものです。タイトルのライナスはチャーリー・ブラウンの女友達であるルーシーの弟の名前にヒントを得たもので、ここでも主人公はブランケットを大切にしています。

松永竜一(音尾琢真)は、3歳の時に父・春夫(大泉洋)と母・陽子(棚田佳奈子)が離婚して、姉・千明(小島達子)と母子家庭で育ちます。しかし、心労から母が亡くなってからは、伯母の小坂淳子(庄本緑子)に預けられていました。竜一も結婚して、今は妻の伸子(出口綾子)と17歳の娘・まなみ(山村素絵)と3人暮らし。

まなみは竜一に反抗的で、今日も帰りが遅い。イライラする竜一でしたが、伸子は相手にしません。日付が変わる頃にやっと帰宅したまなみは、妊娠したことを言い出し、竜一と口論になります。竜一は行きつけのオカマ・バーで、ジュンちゃん(川井J龍輔)を相手に妻や娘から相手にされない愚痴を言うのでした。そして30年ほど前に、一時三鷹に住んでいたことを思い出すのです。

10年間音信不通だった春夫から、突然是非会いに来てほしいと連絡を受け、小坂の伯母に連れられて中学生の竜一(江田由紀浩)は大学生の千明と共に三鷹に着ていました。そこで出会ったのは、女装してオカマになっていた松永春夫でした。憤慨して帰ろうとする千明をなだめて、何とか食事だけでもと春夫の経営するオカマ・バーに立ち寄ります。

春夫は恋人の安西徹男(森崎博之)と店をやっていたのですが、従業員のオカマたちも混ざって宴会が始まります。酒癖の悪い小坂のおばさんが酔いつぶれ仕舞ったため、仕方がなく3人は一晩だけ泊まることになってしまいます。

翌朝竜一の姿が見えないことで、取り乱した春夫は徹男と口論になり、気が進まなかったのに何故こどもたちに会うことにしたかなどの話をしているのを、店の隅に隠れていた竜一に聞かれてしまいます。竜一は母にずっと暴力を振るわれ、何とか嫌われないように、自分を殺してきたのです。辛い記憶を出来るだけ封印して、自分の気持ちを表に出さないようにしていたのでした。

ところどころに笑いはあるものの、かなり複雑な人間模様を描いていて、一つの家族の重たい(不完全な)再生の物語です。この頃のTEAM NACSのエンターテインメントに比べると、ある意味より演劇らしい作品といえそうです。

とにかく圧倒的なのは大泉洋のオカマ。実に女性らしく、でもところどころに男であることも思い出させる素晴らしい演技です。今でこそ素晴らしい俳優だと思いますが、この頃にすでにこれだけすごい演技ができる俳優だったということに改めて気がつかされます。最終場面で、一瞬春夫が父(男性)に戻る瞬間は鳥肌ものです。

森崎博之も悪く言えば演技よりもムードメーカーという印象があったりしますが、ここでは落ち着いたきっちりとした演技をしています。音尾琢真は、大人のシーンだけでなく、過去の回想でも説明役としてずっと舞台に立ち続けています。まだ20代だったにもかかわらず、過去の辛い記憶から娘との関係に悩む父親を自然に演じているのが凄い。

登場する人々が誰もが一人になりたくないのに、どこかで一人にならざるをえなかったり、一人きりで辛い思いをしてきている。そして、それは簡単に解決できるものではないことを、強く訴えている内容です。TEAM NACSの面々の違う顔を知る作品として欠かすことはできないように思いました。

2025年9月18日木曜日

GHOOOOOST!! (2007)

2004年に東京進出した後のTEAM NACSは、メンバー各人がどんどん露出を増やし知名度を上げていきました。結成10年となり2007年以降は、「TEAM NACS SOLO PROJECT」を立ち上げ、チームとしての舞台と並行して個人での活動も開始されます。

その先陣の舞台を飾ったのは佐藤重幸でした。混乱しやすいのでずっと「戸次」と呼んできましたが、活動開始時から本名の佐藤を名乗っていました。2008年の年初より改名したのですが、これは2006年12月に病気で死去した母の旧姓「戸次(べっき)」をとったもので、難読なため「とつぎ」と名乗ることにしたのです。

2007年8月に行われた本作は、東京新宿と札幌市道新ホールで行われた、佐藤姓による最後の舞台です。母を亡くしたことが、少なからず影響した作品になっていると思います。佐藤重幸が自ら脚本を書き、演出はこの作品を機会に、度々TEAM NACSとの仕事をするようになる福島三郎です。

幕が開くと舞台の奥には3つの柩が横に並んでいて、真ん中の柩からでてきたのは会社社長の山田晴海(大河内浩)、右からは水木しげお(二瓶鮫一)、左からは北海太郎(野仲イサオ)が登場しますが、みんな幽霊です。水木と北海は山田に心からの謝罪を求めて責めますが、実は山田が飲酒運転で起こした交通事故の巻き添えで死んで幽霊になっていたのです。

そこにもう一人、キット(音尾琢真)という幽霊が登場します。自分もあの事故で死んだと言うのですが、そんな被害者がいたという話は誰も聞いていない。実は彼は、山田が運転していた車に搭載されたカーナビでした。山田の会社で密かに開発したAI搭載ナビで、山田が使い込んで人格が形成されていたのです。

葬儀場に現れたのは、山田の息子で副社長の手塚君彦(佐藤重幸)でした。君彦は社長が死んだので、自分が社長になって社名も変えて新たな事業を始めると言い出します。そんな勝手なことは許さんと山田が姿を現したので、他の者も一斉に見えるようになり君彦は驚くのです。

君彦は実は山田の愛人だった手塚文江(加藤たか子)のこどもでした。山田から援助が無く、文江は独りで君彦を育てるためにかなり無理をしていたため、君彦が小学生の時に亡くなっていたのです。母親が何と言おうとも、山田が会社に迎い入れてくれても、君彦は父親を許す気にはなりませんでした。

4人の幽霊は、供えてあった酒を酌み交わしているうちに意気投合して、それぞれちゃんと自己紹介しようということになります。北海は1万年以上前に地球に観光でやって来た宇宙人で、迎えが来ないために今に至ると言います。水木は600年前から妖怪の座敷童でした。

そこへ君彦が戻って来て、キットにプログラムのデータを返すように言い出します。キットを産み出した画期的なデータは、キットの仕業ですべて消去されていたのです。データを渡したら自分にも仲間を作ってくれというキットの頼みを君彦が了承したので、キットはパソコンに乗り移りデータに戻ります。

しかし、君彦はキットの学習してきたパーソナル・データについては破壊してしまうのでした。山田・北海・水木は怒り、それは殺人と同じだと言いでします。水木は自分の能力を使って、データを復元してキットを蘇えらせます。キットは怒って、君彦に乗り移ってすべての記憶を消して「人として死」なそうとしますが、乗り移って記憶を読み取った途端に元の体に戻ってしまうのです。

キットは君彦に自ら隠していたことを白状しろと詰め寄ります。実はこの事故は君彦が山田の酒に睡眠薬を入れたことで起こったのであり、すべては母親を見殺しにした山田への復讐であったと君彦は話します。さらにキットは、山田にも本当のことを話してやれと言うのです。山田が躊躇していると、その時、何と文江の幽霊が登場するのでした。

何しろ幽霊の中で元人間は一人だけで、あとは宇宙人、妖怪、そして極めつけはカーナビというかなり奇想天外な状況なんですが、不思議と見ているうちにあまり違和感を感じなくなるところは、脚本の妙というところでしょうか。特にこの頃にAI(人工知能)をもった機械を登場させると言うのは、けっこう先見の明があるなと感心します。

ところどころの笑わせる小ネタは時事ネタが多いため、今見るとあまり面白くはありませんが、根本的な設定が面白いので楽しく見ることができます。そこそこにテレビ・映画などで活躍している俳優さんばかりなので、演技に関してはまったく不安がありません。

TEAM NACSの舞台をいくつも見た後だと、良く言えば大人の舞台、悪く言うと熱量が少な目という印象ですが、SOLO PROJECTですから、いつもと同じことをしなくて当たり前なので、十分に楽しめました。

2025年9月17日水曜日

東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン (2006)

原作はリリー・フランキーの自伝的小説。文筆家、作詞家、イラストレーターなどの仕事をしてきたリリー・フランキーは、2001年に映画で俳優デヴューをしていますが、一般に名前が知られるようになったのは2006年に発表された本作が「本屋大賞」を受賞してからだと思います。

これをすぐさま映像化したのがこのスペシャル・ドラマで、「時間ですよ」、「寺内貫太郎一家」などを大ヒットさせたプロデューサーの久世光彦が、自ら切望して演出を担当、大泉洋や田中裕子のキャスティングも決めていました。脚本は「おかしなふたり」の土田英生です。

しかし、クランクイン直前に久世が急死したため、西谷弘が久世のプランを引き継いで数か月遅れで完成させました。全国に打って出て間もない大泉洋にとっては、初めて笑いを封印したシリアスな演技を主役として求められた作品です。

北九州の炭鉱町。"オカン"中川栄子(田中裕子)は息子の雅也(神木隆之介)と暮らしていましたが、夫の"オトン"弘治(蟹江敬三)は、別の場所で好き勝手な暮らしをしていて、たまに飯を食うためにやってくるだけでした。母子は、いつか東京タワーに一緒にいこうと約束していました。

東京の大学に進学した雅也(大泉洋)は、後輩の榎本(佐藤隆太)と毎日の食事にも困るような自堕落な生活をしていて、アパートも家賃を滞納して追い出されてしまいます。雅也と榎本が芝公園で野宿をしていると、東京タワーの案内係をしている真沙美(広末涼子)が友人と昼食をとっているのを見かけます。

真沙美のイキイキした様子に感化された雅也は、いろいろなバイトをするようになり、いつしか東京で絵を描く仕事をしたいという夢に向かってがんばるようになります。そして真沙美とも付き合うことが出来るようになりますが、オカンが病気になったため雅也は一緒に東京で暮らすことを提案するのです。

はじめは榎本や真沙美が訪れだけだった家に、しだいに雅也の仕事仲間や出版社の人々などがたくさん出入りするようになり、皆がオカンを囲んで楽しく食事をする毎日になりました。しかし、オカンに胃がんが見つかり入院してしまいます。

雅也はオカンのことで気持ちがいっぱいで、真沙美に別れを告げてしまいます。それでも、真沙美はオカンの見舞いをやめることはありませんでした。そしてオトンも久しぶりに駆けつけ、雅也が見守る中でオカンは息を引き取りました。オカンと一緒に行くと約束していたからと、頑なに東京タワーに行かなかった雅也は、真沙美に会うためについにタワーに上るのでした。

翌年に松岡錠司監督で映画版が公開され、大変評判がよかったのを覚えています。雅也を演じたのはオダギリジョーでオカンは樹木希林、オトンは小林薫でした。真沙美はミズエとなって松たか子が演じましたが、東京タワーでは働いていません。一番良かったのは、やはり樹木希林です。そしてオカンの若い時を演じたのが、実の娘である内田也哉子というアイデアは素晴らしかった。

テレビ版では真沙美の比率が大きく、より母と息子の関係性を際立たせている演出でしたが、映画のミズエはやや弱い存在。小林薫は寡黙な人のイメージが強く、オトンは無茶苦茶な感じは圧倒的に蟹江恵三に軍配を上げたくなります。

オダギリジョーと大泉洋は、どちらかといえばマザコン感ではオダギリジョーの勝ち。ただし、東京でのオカンとの生活と真沙美との関係性に主眼を置いたテレビ版と、オカンだけでなくオトンとの関係に着目した映画版という違いがあるようです。同じ原作でもだいぶ印象が異なりますので、出来れば両方を見てもらいたいと思います。

ちなみにフジテレビはこのスペシャル・ドラマの数か月後に倍賞美津子・速水もこみち主演で連続ドラマも放送しました。オトンは泉谷しげる、雅也の彼女は大学の同級生のマナミとなっていて香椎由宇が演じています。スペシャル・ドラマ版がベストという方は結構いるみたいです。