2021年7月15日木曜日

二酸化炭素の測定 その3


ゴールデンウィーク明けから、二酸化炭素の計測器を設置しています。目的は、新型コロナウイルス対策として、換気状態の目安にするため。

気温があまり上がっていなかった時は、たくさんある窓を開けっぱなしにしていたので、ほとんどこのような機器を置いておく意味がないくらい、数値は高くても700~800ppmまでしか上がりませんでした。

さすがに先週からは、湿度・気温共に高くなってエアコンを普通に使っています。そうすると意外なことに、うちのような開放的な空間でもかなり数値が良くないことにびっくりさせられています。

建物内の二酸化炭素濃度は、建築基準法で1000ppm以下になるように定められています。

健康への対策の目安として、
1500ppm以上 頻回に換気を行う
2500ppm以上 常時窓を開けておく、または部屋に入らない
ということが言われています。

エアコンを使用して窓を閉め切っていると、良い状態で600ppm前後、診察室で患者さんと話していると、時には1000ppmを超えることもある。リハビリ室は広いですが、人が4~5人いるだけで1000ppm近くまで上がります。

さすがに1500ppm超えることはなさそうですが、最大で1300ppmまで上がりました。そこで、1500ppm以上なら即座に換気開始することにしました。

また、換気を始めた時に、1000ppm近い場合5分間では不十分で、500ppm台くらいまで下がるのに10分程度は必要とします。定時の換気時間も、これに合わせて延長することにしました。このところ風がほとんど無い状態が続いていることも、換気状態改善の悪さに影響していると思います。

確かに居酒屋さんのような窓が少ない人が集まる場所、しかも火をたくさん使うところでは、二酸化炭素はどんだけ上がっているのかと思いました。もっとも、それだけがすぐ感染につながるというものではありませんけどね。