クリニックの夏季臨時休診のお知らせ
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2021年10月15日金曜日

スター・トレック (1979)

2021年10月14日のニュース。ジェームズ・T・カーク船長が、米宇宙開発企業ブルー・オリジンが13日に実施した宇宙旅行に参加し、地球に帰還後、「信じられない」体験だったと振り返った。

カーク船長とは、もちろん「スター・トレック(宇宙大作戦)」での役名。長年、カーク艦長を演じたウィリアム・シャトナーは御年90歳で、宇宙旅行の最高齢者となりました。ブルー・オリジンを創業したのは、Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏で、11分間の飛行を終えて帰還した乗客にシャンパンをふるまったとか。

カーク艦長も90歳ですか。こっちが年を取るのも当然です。そもそも、ジーン・ロッデンベリーの制作した最初のテレビドラマシリーズが始まったのは1966年。1969年に一度終了して、10年後についに映画化され、オリジナル・キャストが再招集されました。

1977年の「スター・ウォーズ」の大ヒットで、宇宙物の映画が次々と作られた頃でしたが、テレビですでに認知度が高かった「スター・トレック」の登場は、当時も大きな話題をさらいました。元々のテレビ・シリーズが、宇宙を探検していろいろな不思議な出来事に遭遇するクルーの活躍を描いていたので、いわゆる善悪が登場する冒険活劇とは一味違う内容です。

監督は名匠ロバート・ワイズ、音楽はジェリー・ゴールドスミス、そして特撮はダグラス・トランブル、ジョン・ダイクストラという名人芸のスタッフが集結しました。テレビ・シリーズにも登場したメイン・キャストは、ジェームズ・T・カーク船長(ウィリアム・シャトナー)、科学主任Mr.スポック(レナード・ニモイ)、医師Dr.マッコイ(ディフォレスト・ケリー)、機関主任スコット(チャーリー ジェームズ・ドゥーアン)、通信士ウフーラ(ニシェル・ニコルズ)、操縦士スールー(ジョージ・タケイ)、砲撃手チェコフ(ウォルター・ケーニッグ)、医務室チャペル(メイジェル・バレット)らです。

遠い宇宙空間から地球を目指して超巨大な電子雲を伴う物体が、途中にある宇宙ステーションなどを飲み込んで接近してきていました。最も早くに対処できるのは、ドックで整備中だった戦艦エンタープライズ。提督になっていたカークは、再びエンタープライズに乗船し電子雲を目指します。故郷のバルカン星に戻っていたMr.スポックも、電子雲の存在を感知して合流します。

強大なプラズマ・エネルギーを放つ電子雲には、さしものエンタープライズも歯が立たず、送り込まれてきた探査エネルギー体によって、ナビゲーターのデルタ星人のアイリーア(パーシス・カンバッタ)が連れ去られてしまいます。そしてアイリーアのコピー体がエンタープライズに送り込まれてきて、電子雲は「ヴィジャー」と名乗り、地球にいるはずの自分の創造主と合体することが目的であり、人間を炭素ユニットと呼び、創造主の邪魔をしているため排除するというのです。

カークは、とっさに創造主とコンタクトを取る方法を知っていると言うと、彼らはヴィジャーの本体に招かれるのです。そこでカークらが目にしたのは、何と300年前にアメリカで打ち上げた太陽系探査衛星のボイジャー6号でした。ボイジャーは多くの探査を行い、ブラックホールに消えたのですが、機械惑星化してなおも知識を増大させ創造主とコンタクトを取ることを望む知的生命体になっていたのでした。

創造主という「神」を思わせるワードが出てくるため、直接的な宗教色は無いものの深遠なテーマを持っているストーリーです。解決方法についても、何だかそれでいいの? と言いたくなるような曖昧さを残すものになっています。ただ、それがむしろ「スター・トレック」の特色なのかもしれません。

実際のボイジャー計画では、1977年に1号と2号の二つだけが打ち上げられていて6号は架空の物。本物のボイジャーは二つとも、現在も稼働しており、数年後に停止する見込みらしいです。