2021年10月10日日曜日

CASIOPEA PERFECT LIVE II (1986)

日本のfusion系バンドの草分けで、どちらかいえばジャズに寄っていたのがスクウェアで、ロックに寄っていたのがカシオペアという認識なんですが、どちらも80年代が全盛期であることは間違いない。

音楽的な美しさで言えばスクウェアが好きで、耳で聴くだけなら向いているように思います。ミュージシャンのバカ・テクを堪能して、なおかつステージ・パフォーマンスということならカシオペアに軍配が上がる感じ。つまり、映像付きで楽しむならカシオペアという評価。

1986年の年末に五反田で行われたライブの模様をおさめたのがこれで、購入したのは数年後だったと思います。媒体はLD・・・レーザー・ディスクでした。

つまり、LDの機器をそろえて、何か面白いメディアは無いかと最初期に買ったものの一つ。ビデオ・テープによる視聴に比べて、圧痛的な画質の良さに驚いたものですが、その後登場したDVDより解像度は劣るんですね。ただし、DVDと違って記録されている信号はデジタルではなくアナログなので、デジタル圧縮によるノイズは無い為、けっこう見やすかったようです。

カシオペアは、すでに10年ほどのキャリアがあって、中心メンバーである野呂一生(ギター)に向谷実(キーボード)、桜井哲夫(ベース)、神保彰(ドラムス)という鉄壁の布陣によるライブです。自分と同世代の人たちなのも嬉しいところ。

全編にわたって、当時のカシオペアのロック・ジャズ・ファンクを基調としたヒット・パレードで、ノリノリで楽しめる。車の運転中の音楽としても相性が良かったのですが、その頃は車の中でビデオを見るなんて想像も尽きませんでしたので、車用にはCDを別に買ったりしました。