本当に人間は懲りずに、またもやトランスフォーマーを討伐する組織TRFで、オートボットもディセプティコンも関係なく痛めつけている。さすがに、この構図からしてマンネリズムとしか言いようがないし、あまりに人類をバカにしてませんか?
今回のお題はアーサー王と円卓の騎士。彼らの後ろにはそれぞれトランスフォーマーがいて、魔法使いマーリンに杖を授ける。どうもこの杖の力でトランスフォーマー騎士団が合体して竜になって勝利に貢献したということらしい。
この杖と言うのが、実は惑星サイバトロンの創造主クインテッサの持ち物。騎士たちが地球に持ち去ったことがサイバトロンの滅亡につながったらしい。オプティマス・プライムはクインテッサに捕まり洗脳され「ネメシス・プライム」と名を変えて杖を奪いに戻って来る。
惑星サイバトロンは地球に接近し、取り返した杖によって地球のエネルギーを吸い取り惑星として復活、地球は滅亡の危機を迎えます・・・
もう、あまりに同じようなストーリーの繰り返しで、さすがにどうなのというところ。アニメからの古いファンには、昔の小ネタがいろいろ登場しているらしく、多少楽しめる要素になっているのかもしれませんけれど。
それでいて、毎回これまでの話は無かったかのように、トランスフォーマーと人類の新たな因縁が語られ、結局トランスフォーマーが地球にやって来る理由は混乱するだけ。最初のオールスパークを巡る駆け引きは何だったの? と言いたくなります。
地上には世界各地に6本の角が出現し、クインテッサは地球のことをユニクロンと呼びます。これは地球そのものが、超巨大なトランスフォーマー、ユニクロンであり、角はユニクロンのパーツということのようです。メイン・ストーリー終了後に謎のエンディングが用意されていて、どうもこれからユニクロンとの闘いに話が進むようですが、さすがにこれ以上は辛い感じ。
このシリーズを見ようと思う人は、基本的に1作目だけで十分。多少興味が湧いたら最初の3部作までにした方がよいかも。そんな映画です。