「こち亀」であろうと、「ワン・ピース」であろうと、「ゴルゴ13」にかかれば、子供だましみたいなもの。何しろ、漫画単行本202巻はギネス記録だし、その時々の時事ネタを巧妙に取り込んだ時代を象徴的に表現した内容は圧倒的です。
中高生の頃は、ちょっとエロティックな場面にドキドキし、成人してからは世界情勢にハラハラ。ひと頃は、単行本を100巻くらいまでは持っていました。仕事で忙しくなって、時々見るくらいになってしまいましたが、大好きなマンガであることには変わりありません。
1968年に連載が始まり、すでに半世紀以上。まったく年を取ることを知らないゴルゴと同様に、作者のさいとうたかお氏も、永遠の命があるのかと・・・でも、やはり人間です。1週間ほど前に膵臓がんで84歳の生涯を閉じられました。
スタッフによって、今後もゴルゴの連載は続くらしいのですが、残念ながら親分がいるかいないかで価値はずいぶんと変わってしまいます。とにかく、本当に長い間ご苦労様でしたということ。
合掌