連休明けで雨というのは、Tensionが下がります。
体育の日で運動をして、どっか痛めたとかで受診する人がいるんじゃないかと、勝手に決めているところ。人の不幸を期待しているようじゃいかんぞ、と天の神様が罰に雨を降らせたのかもしれません。
スタッフを増やして臨戦態勢にある自分としては、正直言って気がせくわけですが、こればかりは鐘や太鼓で客を呼ぶわけにはいきません。
巷では早くも紅白歌合戦の出場者を予想したり、医師会でも新年会の日程を考えたりと、どんどん時間は過ぎて行き、早くも今年も終わりが見えてきました。
来年の話をすると鬼が笑うといいますが、年を取ると時間が経つのが早い。今年の目標を考えているうちに、来年のことが混ざってきます。こういうどうでもいいようなことを考えてしまうのも、雨で暇だったから。今日の外来でGreen Stick Fractureの患者さんがいました。
Green Stickとは、緑色の若木のこと。Fractureは骨折。大人の骨は、言ってみれば枯れ枝です。骨折するときは、ポキっと折れます。それに対して、10代のこどもは骨が柔らかく、しなるように折れるわけです。
完全に折れていないので、意外と痛がらない。一見すると内出血も無く、捻挫か打撲かと思ってしまいますが、やはり骨折の良くある場所を痛がっている時はレントゲン検査は欠かせません。
自分は明らかな肉離れのような、骨とは関係なさそうな怪我の場合にはレントゲンはとりませんが、こういうときはアンテナがピピっと感じるというのも伊達に25年も整形外科をやっているわけじゃありません。
まぁ、ちゃんと固定していれば治りは早いので、まぁこのくらいはいいやと思わず、是非受診してください。