昔、昔、エポキシ基盤に回路を書いて、1mmのドリルで穴をあけ、抵抗とコンデンサーとトランジスタをハンダ付けということを随分とやりました。
大きくても15cm四方程度の基盤に埋め込めるトランジスタなんて、せいぜい10個程度です。
ところが、オペアンプという1cmくらいの蛸みたいなのが登場して、この中に数個のトランジスタが含まれるようになって、だいぶ便利になりました。
そしてIC(集積回路)は数千個分のトランジスタが入っているという驚きの代物。こりゃ、すごい。でも、その分基盤を手作りする楽しみはだいぶ減ったように思いました。
今のICは、もう何万個、いや何十万個、それ以上の半導体が入っているわけで、コンピュータのマザーボードをみても、IC以外はたいした部品はほとんどありません。
まぁ、小さなパソコンでも、同じものをトランジスタで手作りしろといわれたら、たぶん一部屋全部機械で埋まってしまうでしょうね。