2010年12月7日火曜日

内部告発

Wikileaksが最近話題になっています。ネットは日常的に使っていますが、最近のニュースで聞くまでは、実は知りませんでした。

世界からの内部告発を開示し、いろいろな世界の裏事情を表にさらして、よりよい世界を構築するというもののようです。いろいろな意見が出ることは当然だと思いますが、自分としては諸手を挙げて賛成とはいえないものだと考えます。

内部告発というのは、、組織内の人間が、所属組織の不正や悪事を、監督機関(監督官庁など)や報道機関通報することである、とされています。このことは、もちろん否定されるわけではないのは当然のことですが、Wikileaksは「内部告発」と言えるのか疑問を感じるわけです。

つまり、告発を受ける側は、基本的にそれなりの責任を負うことができる組織であるべきであると考えられるわけで、Wikileaksは基本的に情報の垂れ流しだけで責任を持てる組織では無いといえます。

つまり、その情報をだだ集めて公開するだけでは、混乱を招くことのほうが多いように思います。ある意味では単なる「中傷」、あるいは「野次馬」という範疇から出ないと言ってもいいかもしれません。

私たちが、国のやっていることをすべて知る必要があるでしょうか。国民一人一人が、すべての国家責任を負うことはとうていできないわけで、いろいろな駆け引きがあることはもっと小さい社会でもいくらでもあることです。

まぁ、いろいろな集団の中では、価値観を共有化することが大変に難しいものだということをあらためて感じるわけです。もともとの情報を持っている組織、それをWikileaksに流す人々、そしてねっとに公開してしまう集団、それぞれの価値観はずいぶんと違うんでしょうね。

そして、匿名性が高い(と考えられている)ネット社会の怖さというのも、あらためて感じますね。実際には、完全な匿名性というのは、たぶん・・・無いわけで・・・

あ~、飲酒ブログで書くにしては、ちょっとヘヴィなネタを選んでしまいました。もう、なんか、頭がまとまらなくなってきたので、このへんにしておきましょう。ふんふん。