テレビのドラマというと、最も記憶に残る古いものは「木下恵介アワー」と呼ばれていたシリーズと「時間ですよ」でしょうか。どちらもTBSのドラマで、前者は比較的人間関係が複雑なメロドラマ、後者は明るく楽しい喜劇的なものでした。
もともと、あまりテレビをじっくり見る習慣が無いので、それほど心に残るドラマというのはほとんどありません。映画のように凝縮した時間空間と違い、テレビの「来週に続く」みたいな雰囲気がどうも好きになれない。
そんなわけで、家族が見ているついでくらいでしかドラマを見ることが無いのですが、特に開業医になってからは、毎週同じ曜日の夜に家にいるということもめっきり減ってしまいまして、さらにドラマ見ない癖は磨きがかかってしまいました。
そんなわけで、これはたまたまということなんですが、現在フジテレビでやっている月9・・・竹野内豊・上戸彩主演の「流れ星」は、あまり他の用事に邪魔されることがなく、家族がよく見ているものですから、横目でけっこう続けて見ているわけです。
臓器移植を待っている人にとっては、ドナーが現れることは命がかかっているだけに深刻な問題です。二人のラブストーリーというよりは、このハードなテーマを中心にしている分、いわゆる月9らしくないドラマということができるかもしれません。
竹野内の妹に対する思い、稲垣吾郎の妹・上戸に対する思いは対照的ですが、それぞれが極端であることは否めない。上戸は間で翻弄されているというのが正しいかもしれません。い゛すれにしても、来週が最終回。この、なんともいえないやり切れい雰囲気をどうやって終わらせるのか気になるところです。
誰もが期待するのはハッピーエンド。予告編では、最悪の結末となりそうな雰囲気を漂わせていますが、どうなるのでしょう。今年最後の連続ドラマですから、後味の悪さは残さないだろうと信じています。