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2011年8月26日金曜日

マックよどこへ行く

はっきり申し上げますと、私はマックが嫌いです。特に、あのうすっぺらなバティが・・・いやいや、違う違う。マックというのは、マッキントッシュのこと、つまりアップルコンピュータ。

確かにDOS勢がやっとDOS/Vで喜んで、Windows2が出始めたころに、マッキントッシュは先進のGUIで、かっこいいコンピュータであったことは間違いありません。そのかわり、値段は大変高かった。普通の感覚ではとうてい買える値段ではなかったですね。まさにもっている人のステータスという感じでした。

WindowsがVer.3になって、やっと使えるインターフェースになり、しだいにシェアを伸ばし始めたとき、日本のアップルの代理店だったキャノンZero-Oneショップのやった作戦・・・もうあきれはてました。なんと、ソフトを自ら違法にコピーして、顧客にばらまくという前代未聞の営業。

この時がマッキントッシュを嫌いになった最初ですかね。もっとも、これは日本の販売代理店の問題であって、アップルの責任ではないかもしれません。その後、業績が不振で、ついに宿敵マイクロソフトから援助を受け、OSもFreeBSDというUNIX系を取り込み、ハードも完全に個性を失くしてしまった。

これでパソコンとしてもオリジナリティが無くなってしまい、自分のマッキントッシュ嫌いが決定的になりました。今や、マッキントッシュは外見上の精錬されたデザインだけのものであり、中身についてはほとんど優位性と呼べるものはありません。

・・・と、まぁ、ずいぶんとアップル党の皆さんからすれば、「おー、おー、てめぇ喧嘩うってんのかぁ!!」と怒鳴られてしまいそうなことばかりを書いてしまいました。でもね、そうはいってもスティーブン・ジョブスの仕事については敬意を払っているんですよ。

そのジョブス氏が、健康上の理由でアップルの表舞台から引退を表明しました。

ビル・ゲイツはMS-DOSを学生の時に作ってマイクロソフトを作り上げた。でも、その後のMicrosoftの製品は多くのスタッフが作っているわけで、ゲイツのカラーではないでしょう。

アップルは・・・ジョブスのブランドです。ジョブスがいない間低迷したアップルを復活させたのは、戻ってきたジョブス。ジョブスがいなくなれば、またアップルは・・・どうなるんでしょうか。多方面に伸びたアップルの現在の製品は、求心力を失い、バラバラになって消えていってしまうようなことにならないことを祈っています。