このタイミングで・・・という、特別な理由は無いのですが、ふっと自分のクリニックの入っている医療ビルの状況について書いておきます。
・・・というのは嘘とは言いませんが、実は今センター南駅の東急側に医療モールが作られています。ここには、すでに都筑区で開業している先生方が、駅前に引っ越してくることになっています。今までは、センター南はうちのビルだけだったのですが、ある程度の競合はどうしても起こるでしょう。
うちのビルは3階と4階部分を、ある医療関係の会社が医療モールとして計画して平成17年春に完成した、都筑区では最初の医療モールです。横浜市営地下鉄センター南駅前で、バスロータリーに面していることから、かなりの好立地条件と思われました。
しかし、当時は人の流れが駅の反対側、港北東急SCがある側に集まっていました。朝と夕方のバスの乗り降りの人だけが行き来するだけで、昼間はほとんど人通りがないような状況だったものです。
最初に入居が決まったのは、センター南こどもクリニック、そして木村泌尿器皮膚科です。数ヶ月間はこの二つだけでしたが、暮れが近くなってアキコ・ルミエール眼科、そしてあすなろ整形外科クリニックが開院し、なんとなく医療モールらしくなりました。
平成19年2月にただ内科、平成21年8月にいなば耳鼻科が開院して、やっとモールのすべてのテナントが埋まったんですね。ここまでで、大きかったのはビルの道路をはさんだ反対側にホームセンターコーナンが開店したことと、センター北との中間にショッピングモールのミナモが開業したこと。
センター南の人の流れがこちらのビル側にも集まるようになって、ビルの認知度が高まることにつながったわけです。さらにスーパーの食品館あおばのオープンも大きかった。
特に感心しているのは、最後に開業したいなば耳鼻科のすごさ。あっという間に患者さんが増えて、夜10時近くまで診療が終わらないということもめずらしくない。イナバ先生、よく体力もちますね、ちゃんと休んでいるかしら。
小児科と泌尿器科は8年目に突入、眼科と整形外科はもうじき8年目、内科は6年目、耳鼻科は4年目に入ったところという状況で、あと何年くらいこういう形が続くんでしょうかね。クリニックは、基本医者一人ですから、しだいに年を取っていくとどうしても守りに入る部分もあり、体力的にもしんどいことが増えてきます。
少なくとも、それなりの形で継承されて地域の医療を支えていけるような状況が望まれていると考えたい物です。 それにしても、駅前の最後の一等地(今は駐車場)もついに建築がきまったようです。ただし、1階にパチンコ店が入るらしい。なんだかなぁ~