2012年11月14日水曜日

終わりは突然

野田くんが、突然の解散表明。以前、自民党に三行半を突きつけた有権者、民主党にがっかりした有権者、第三局に期待したい有権者・・・石原さんが「大同団結」をぶち上げたばかりですが、さすがに団結するには時間が無いよなぁ。ゾンビが率いる自民党もねぇ。

野田くんは一か八かの決断をしたんでしょうが、さぁ吉と出るか凶とでるかは年内にはっきりします。少なくとも、「近いうち」の範囲内と評価できる期間での約束履行に踏み切ったということでしょぅか。

こんだけ大きなニュースのはずですが、政治に対して幻滅している大多数の有権者・・・もちろん、自分もその中の一人ですが、もっと大きな衝撃を受けたニュースは、森光子さんの死去。

70年代、TBSで放送された「時間ですよ」は、自分ら戦後昭和のこどもにとっては忘れられないテレビ・ドラマでした。何しろ銭湯の様子が必ず映り、女性の裸が嫌でも見えてしまうという、今では考えられないような光景が毎回広がっていたんです。なぜか、親も見ることを止めなかったですねぇ。

森光子さんはその中で「おかみさん」として、小学生でもきっちりと認識をした最初の女優さんでした。吉永小百合さんが人気をだしたのは60年代で、自分はサユリストになるにはちょっと遅かった。もちろん森さんはアイドル女優ではなく、長い下積みののちだそうですが。

そして、それからずっと現役女優としてごく最近まで活躍を続けたわけで、半世紀近くにわたって、ほとんど年をとったように思わせない「化け物」だったのです。

森さんの年齢が話題になるたびに、「えっ、もうそんな年なの!?」と驚くことしかり。実際、92歳という年齢を聞くとあらためて頭が下がる思いです。晩年、ジャニーズのタレントを従えて話題を振りまきましたが、それですら嫌味に思いませんでした。

とにかく、昭和の残照のかなりの部分がついに消えました。時代が進む中での必然ですが、やはり寂しさは禁じ得ません。

合掌