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2012年11月6日火曜日

アメリカ大統領選挙

いよいよアメリカの大統領選挙が始まります。良しも悪しくも、アメリカは世界をリードする大国であることは間違いなく、そういう国のトップを決める選挙ですから、その結果と言うのは世界中で注目されます。

前大統領のブッシュは、2000年の就任直後に「同時多発テロ」が発生しいきなり戦争を開始、しかも目に見えない集団を相手にして難しい舵取りを迫られました。

そして第2期政権でも戦争の後始末に追われ、国内政治については何も成果をあげられず、悪化した経済状況の中、2008年にオバマにその座を明け渡すことになりました。

オバマは初の黒人大統領というセンセーションはあるものの、いまだに落ち込んだ国内状況を決定的に回復させるところまでは至っていません。対外的には、いや日本にとってはアメリカの強権ばかりが目立った新世紀という感じ。

そりゃそうでしょう。なんにしても、戦争をすればその後始末がわずか数年で収束するとは思えない。その影響はまだまだしばらくは続くでしょうし、さらなる新たな火種を抱え込む結果になることは容易に想像できます。

対立候補のロムニーは、報道されている話からは「特権階級」的な人物。「庶民に近い存在」とされるオバマとの対比は、比較的明瞭。アメリカ国民の選択の結果は、何を望んでいるのかわかりやすい形で見えてきそうです。

アメリカ大統領は4年ごとの選挙。就任後1年目は計画の立案、2年目に実行。3年目に調整、4年目に結果が出る。政治でもなんでも、なんらかの仕事をするには4年間というのは最低必要な期間。

 1年単位でころころ首相がかわっていくどこかの国では、政治から何かを導き出すことなんてできませんね。一定期間仕事をできるだけの能力が政治家に欠如しているのか、国民が早急な結果を望みすぎているのか・・・


それはさておき、他国の一市民の自分が何を言っても、しょせん野次馬みたいなもので、誰も鼻にもかけてくれませんが、廻り回って何らかの影響を被る事は間違いないわけですから、注目せざるをえないですね。