2015年9月5日土曜日

デモ行進

夏祭りで神輿が通ったわけではありません。

政治に反対するデモ行進です。

国会議事堂周辺でもなく、昨夜のセンター南でのこと。クリニックからの帰り、最初の交差点、通称「区役所通り」をデモ隊が行進していて、警察によって交通規制されていました。

それほど長いものではありませんでしたが、行進する人々は「戦争法案反対」、「安倍政権の独断を許すな」というようなことを口にしていました。

政治に対するデモは、ずいぶんと久しぶりに見ました。昭和では、何かとデモとかストライキとか、国民の不満を表立って発露することが多かった。

平成に入って、国民はおとなしくなり、何をしても政治にはどうせ反映されないというようなあきらめムードが濃くなりました。

日本は、戦後に民主国家になったはずですが、ある意味一党独裁国家に近い。震災前にそれが否定され、一度政権を失ったことなど、今の政権与党はすっかり忘れているかのようです。

前にも書きましたが、「戦争法案反対」というよりも、自分はそもそも憲法解釈拡大に対して、大きな疑問を持っています。今回の法案も、国民より特定の外国に対してのアピールとしか思えない。

安倍政権は、どうせ法案が可決されれば、国民は「しょうがない」と引き下がると思っているんでしょう。明らかに、国民をなめている。

しかし、これだけあからさまに一般市民が政治に反対を明示するということは、こういう風潮の中では異例のことであり、政権に対して強い不信感を残していくことを政府は認識しておくべきです。