2015年9月4日金曜日

帆立



これ何? ・・・って、タイトル答えは書いてあるわけで、まぁの通りホタテ貝です。

新鮮な生きたままのものであれば、生食でしょう。食べるのは貝柱ですが、貝柱は2枚貝では殻を開け閉めするための筋肉。

当然、筋肉にはグリコーゲンが豊富で、新鮮なものは甘みが強い。旨み成分のグルタミン酸 もたくさん含んでいるので、グルメな人にはたまらない。

あとは、まわりにある「ひも」と呼ばれる部分、正確には外套膜というところも、なにげに美味しい。生だと、ぬめりが多くて洗っても洗ってもとりにくい。

ぬめりは包丁の背でこそぎ取るという方法もありますが、実は塩でもみ洗いするのが簡単。手早くきれいに洗えますので、是非お試しを。

通になるとウロと呼ばれる黒っぽいキモもたべますが、ここには有害な物質も生物濃縮で貯まっていたりするのだそうで、積極的に食べるのはお勧めできないようです。

オレンジ色のエラは、人によっては喜ばれます。何にしても、大部分が食べられて、残ったのが貝殻。これが、けっこうな重さのあるごみになってしまうところが貝の辛いところ。

養殖が盛んですから、季節感はあまりありませんけど、基本的には寒い海に生息するわけですから、夏よりは秋、秋よりは冬の方が美味しいのかもしれません。