今度の日曜日に続く月曜日は「敬老の日」、水曜日は「秋分の日」、そして何故か間の火曜日は名もなき国民の祝日。
カレンダーの赤い日が休みの自分のような者でも、黙っていても棚ボタのような4連休。今どきの多くの人は土曜日を含めて5連休ということで、5月のゴールデン・ウィークに対して秋のシルバー・ウィークなどと呼ばれます。
今年のように続くのは珍しく、次の5連休は2026年らしい。シルバー・ウィークという言葉は、つい5、6年前から使われるようになり、もうこの期間を指す用語として定着した感があります。
でも、もっと昔からシルバー・ウィークという言葉はありました。これは11月3日の「文化の日」を中心とした期間で、主として自分がこどもの時に、映画業界が中心に使用していたもの。
これは、いつの間にか消えてしまいましたが、実はこの期間に体育の日や勤労感謝の日を集めて、実際に連休化しようという動きが当時の政府(自公)にあったらしい。
結局大人の事情でボツになっているわけですが、政府は休みをたくさん作って、その分遊びに金を使わせようという魂胆。
休みが増えるということは、仕事をしない。当然、遊ぶための資金は減るというのは当然のこと。大袈裟に考えれば、国民総生産が落ちるかもしれません。
遊びに来られる方は、休みなのに自分は休めないというジレンマ。休みの日に働かせるということで、経営側は人件費がかさむ。
そして何よりも遊んでばかりでは人間がバカになる・・・というのは言い過ぎかもしれませんが、何にしても働くから遊べるという順序を間違えたら元も子もないということは忘れてはいけません。