11月13日から、Windows10の初めてのメジャー・アップデートが始まりました。
ご存知のように、Windows10は7月に公開され、Windows7、Windows8搭載機器では、アップグレードが無料でできるというMicrosoftの太っ腹の対応が話題になりました。
ただし、原則としてすでにWindowsが稼働している機種に対しての上書きインストールのみで、クリーン・インストールはできません。
OSそのものを入れ替えるという感覚からすると、以前のバージョンの「ゴミ」が残る上書きは嬉しくない。できることならクリーン・インストールしたいという気持ちは抑えられませんので、いろいろと自分も試してみました。
基本的には上書きインストールをすると、自動的にハードウェア構成をもとに認証が自動的に行われ、同じハードではクリーン・インストールが可能になるということでした。しかし、一部の機種では、認証されたと安心して、HDDのフォーマットを含むクリーン・インストール作業後に認証できない事態にも見舞われています。
先月、開発者向けのWindows InsiderにBuild10586というのが公開され、これでは以前のプロダクト番号さえ入力できれば認証が通るように変えられたので、確実に作業ができるようになりました。
そして、いよいよ一般向けのBuildの公開となったわけですが、Windows本体をそっくり入れ替える作業になるので、通常のWindows Updateからアップデートを行っても、初めてのインストールと同じような過程を必要として時間もかなりかかります。
何かの作業の途中に知らない間に行われている通常のアップデートとは規模がだいぶ違う。もっとも、それだけの変化はあるわけで、特に日本語版では初期Buildで搭載が見合されたコルタナが使えるようになったのが大きいかもしれません。
コルタナはPC内、ネットなどから得られる情報の総合検索ツールで、音声検索が可能。より人に近いインターフェースになっていて、なかなか面白いツールです。音声の質問に対して、天気予報などては音声で答えを案内してくれるのが楽しい。
その他には起動時間の短縮、Skypeが統合されたり、Edgeが改善されたりといろいろあるらしいのですが、変わったところは細かいところでたくさんあるようです。ぱっと見た目に気がつく目立つところは、スタート画面でのアイコンの配列が中アイコン3列が単位になっていたのが、4列に変更されたこと。スタート画面の整理がしやすくなりました。
Windows10にしてから、3か月間が経過していますが、主としてデスクトップ・ユーザーの自分としても今までのWindowsの中では最も使い勝手がいいと思います。今後のアップデートにも期待がもてるというものです。