急に昔懐かしい歌を聴きたくなる・・・というのは、よくあることです。
この前、クラプトンの古い話を思い出していたら、その前に聴いていた音楽はなんだっけと考え始めました。例えば、ジミ・ヘンドリックスとか、ジャニス・ジョップリンのような怪しいものとか、あるいはモンキーズやボビー・シャーマンといったアイドル系のアメリカン。ポップス。
フランスはというと、シルヴィー・バルタンとかいますが、年代的には自分よりちょっと上になると思います。自分の場合は、一番ストライクなフレンチ・ポップスは最初が「シェリーに口づけ」でした。
日本ではその後も、数回CMに使用されて話題になったので、知らない人は少ないと思います。歌っているのは、フランスでは問題児的なスターのミッシェル・ポルナレフ。
1968年にCBSソニーという新しいレコード会社ができて、1971年に初めて別レーベルであるEPICが登場しました。その時に、EPICから発売される曲のサンプラーLPレコードが無料でもらえました。
その中に入っていたのがミッシェル・ポルナレフだったと思います。他にもソフト・マシーン、スライ&ファミリー・ストーンズなどのそうそうたるアーティストも含まれていました。
ポルナレフは、お尻を出したり、今だったらまさにヴィジュアル系。でっかいサングラスはトレード・マークでしたが、もともと目が悪くて後年手術をしたようです。
「愛の休日」とか、「忘れじのグローリア」、「渚の思い出」とか・・・まぁ、聴くと思い出す70年代前半ヒット曲はたくさんあるんですが、たぶん日本だけの独自に出たのが「火の玉ロック」でした。
まぁ、ロックンロールのスタンダードのカバーですが、普通ギターで始まるお馴染みのフレーズをピアノでやったのが新鮮で、当時ロックに目覚めていたかっこつけ少年としては、ずいぶんと喜んだものだったのです。