都内で飛行船を目撃。まぁ、それほど、珍しいわけではありません。ただし、普段のテリトリー、つまり横浜北部では、少なくとも見ることはありません。
スヌーピーJ号という名称のようです。スピードが無いし、大きさの割にはたくさん人が乗れない、熱気球のようなスポーツ性も無い・・・などなど、現実的な乗り物としては役に立ちません。
ただし、物珍しさが手伝って、でかくてゆっくり空をふわふわ飛んでいると、嫌が応にも目につきます。ですから、現実的な利用方法は宣伝媒体でしかありません。
よく、10トントラックの周囲にペインティングして、大きな音を出しながら走り回っている手法と同じ。まぁ、飛行船は排ガスの問題はないし、うるさくないのでましでしょうか。
ツェッペリン伯爵により、飛行船が実用化されたのは20世紀初頭のこと。しかし、1937年にヒンデンブルグ号の爆発炎上事故により、急速に役目を終えています。
昭和のロック好き少年にとっては、この事故の写真がとりわけ有名で、おそらく知らない物はいない。つまり、Led Zeppelinのデヴューアルバムのジャケットに使われていたからで、飛行船と言えばこれっ!! というくらい、馴染みがあったりします。
それにしても、この飛行船、デカデカと会社名が書かれていて・・・まぁ、それが目的ですからしょうがないのですが、頭のスヌーピーはあまり目立たなくて、あまり品のいいものとはいえない。
せっかくなんですから、もう少し、ロマンを感じる仕上げにしてくれたら・・・と思ってしまいます。