趣味は何ですか? という質問は、初めての方と、とりあえず会話を開始するのには無難なもの。
たいていは、音楽や映画鑑賞です、とか・・・読書です、というような文系の答えか、サッカーや野球ですのような体育会系の答えがかえってくるもの。あまり、理系の答えにぶつかることはないですよね。
自分の場合も、仕事は理系のはしくれですけど、趣味となると基本はインドア派で、音楽・映画・読書・写真みたいになってしまう。少しだけ理系がかぶるのが、パソコンいじりですが、昔と違って中身をいろいろいじることは、最近のパソコンではほとんどできなくなってきました。
そもそも、趣味っていうのは、おそらく純粋には生きていくには必要がないもの。自分が興味があって、それについてもっと知りたい、あるいはやってみたいと思うものですが、あればあったで何となく人生は豊かになる・・・ような気がします。
毎日、ひたすら生きていくためだけに仕事だけをしているのでは、あまりにもつまらない。遊びやゆとりがあって、そこで気分転換をしてこそ本業に精が出せるというものです。
もっとも、そんなことを考えるのは人間の特性。野生の動物たちは、生きていくのに必死で、そんな趣味みたいな余計なことをする暇があったら、次の行動に備えて体力を温存する方を選ぶんでしょう。
人間は、生きていくことには直接関係のないことに欲望を持つことで、より人間らしく・・・あるいは人間臭くなっていくのかもしれません。趣味が多彩ということは、人間としては面白みが増すことになるんでしょうね。